[メイン]
GM :
立チ─────去レ─────。
ダブルクロスthe 3rd edition
『Be off』
"ダブルクロス"─────それは"裏切り"を意味する言葉。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:全員
[メイン] 溝呂木アリス : 31+1d10 登場/リザレクト (31+1D10) > 31+3[3] > 34
[メイン] フューネラル : 40+1d10 (40+1D10) > 40+6[6] > 46
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 31 → 34
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 40 → 46
[メイン] 水原 璃良 : 1d10 (1D10) > 8
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 34 → 42
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。
[メイン] GM :
[メイン] 水原 璃良 : 「応接間でのお菓子付きなんてサービスいいですねぇ」がっつくという程はないが遠慮なく茶菓子を口に運ぶ
[メイン]
溝呂木アリス :
「わざわざ妾たちを呼び出すとはのう。どうせなら向こうから来ればいいものを……」
もふもふと茶菓子を食べる。
[メイン] 水原 璃良 : 「まあハト派って言うぐらいだし戦闘向けのエージェントが少ないとかじゃないですか」
[メイン] 溝呂木アリス : 「ふむ……まあ最近は平和で暇してたしいいじゃろう」
[メイン] リィラ : 「………」ただ宙空を漂っているだけかと思いきやクッキーを細かくしたものを少しずつ口に運んでいる
[メイン]
溝呂木アリス :
「ほれ、リィラ。妾の分もやろう」
リィラに食べかけの茶菓子を与えようとする
[メイン] リィラ : 「………」璃良の頭の後ろに隠れる
[メイン] 水原 璃良 : 「あんまりいっぱいは食べれないみたいで」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうか……しかし、なかなか慣れてくれんのう」
[メイン] リィラ : 「…………」そう言われるとついーと宙空を移動しアリスの頭の後ろに付く
[メイン]
溝呂木アリス :
「おうおう愛い奴め」
ご満悦
[メイン] GM : ─────壁に掛けられたアナログ時計が、約束の時を刻む。
[メイン] GM : すると、こんこん、と廊下に繋がる扉からノックが。
[メイン] 溝呂木アリス : 「お、来たか」
[メイン] 水原 璃良 : 「どうぞ。 でいいんですかね、客ですけど私ら」
[メイン]
キャッツトリック :
「はいはいお待たせー」
そこに現れたのは、緑色のパーカーを来た大学生相当の女と
そしてその隣には……。
[メイン]
フューネラル :
「はい、どうもどうも」
紫に染めた髪を後ろでまとめた、銀のピアスの男が一人。
[メイン] キャッツトリック : にへらと猫のような笑みを浮かべながらも。
[メイン]
キャッツトリック :
「時間ギリギリよー?君、まぁ遅刻じゃないからいいんだけどねー」
けらけらと笑いながら。
[メイン] 溝呂木アリス : 「……お主らがここの職員か?」
[メイン]
キャッツトリック :
黒髪の短髪と、黄色の瞳を持つ女の手にはペーパー資料があり
ぱさぱさと、揶揄うようにフューネラルの肩をはたきながら。
[メイン] キャッツトリック : 「私はそうだねー、連絡員を担当するキャッツトリックだよ、よろよろー」
[メイン] フューネラル : 「まぁまぁ、学校の朝礼も先生と一緒ならセーフだったりしますから、そういうことで一つ」
[メイン] 水原 璃良 : 「ハト派と聞いていましたが… なるほど確かにハトでしたね」
[メイン] キャッツトリック : のんびりとした口調で、水原とアリスが座る席の方まで歩いていき。
[メイン] フューネラル : そう言いながら、先に入室していた少女二人に「よろしくお願いしますねぇ」と笑って声をかけてから、席に着く。
[メイン]
キャッツトリック :
うんうん、そういうことでおっけ~おっけ~、と
特に何も気にしていない様子で指で丸マークを作りながら。
[メイン]
キャッツトリック :
席に座ると、それぞれの手元へ紙の資料が送られる。
端末で情報が送られない理由としては、このオーヴァードが息を立てる
社会においては、優れたセキュリティなど意味はなさず
せめてものとして、ペーパーによる情報漏洩対策を行なっているのである。
[メイン] 水原 璃良 : 「せめてイントラネットにすればいいんじゃないでしょうか」
[メイン] 溝呂木アリス : 「LINEでいいじゃろ」
[メイン]
キャッツトリック :
「ブラックドッグには意味ないっしょ」
(笑)を語尾につけそうな態度で。
[メイン] 水原 璃良 : 「まあ、そういう場合もあります」読みつつ
[メイン] フューネラル : 「オーヴァード相手には機密保持が難しいですからねぇ」
[メイン] キャッツトリック : そーそ、世知辛い社会よね~と、間延びした声で頷きながら。
[メイン]
溝呂木アリス :
「まあ通信手段はどうでもええ」
と言って資料を読み始める
[メイン] フューネラル : そう、紙の資料の必要性に理解を示しつつ、内容を確認する。
[メイン]
キャッツトリック :
「というわけで今回はねー、みんなには波捨山の調査に行ってもらうよん
人があんまり立ち入ることもないし、観光名所でもない
ふつ~の山なんだけどさ、ただ最近どうも
そこに立ち入った人達がどんどん行方不明になる事件が起きていてねー」
[メイン]
キャッツトリック :
「当然、警察が既に調査を行っているんだけど
これまたビックリ!捜査に出た人も、連絡が途絶えちゃってるわけ~」
[メイン] キャッツトリック : 手をパーにしながら、体で事態を表現し。
[メイン] 溝呂木アリス : 「神隠しじゃな」
[メイン] キャッツトリック : 「そーだね、まさしく」
[メイン] 水原 璃良 : 「送り込まれるオーヴァードは我々が最初ですか?」
[メイン]
キャッツトリック :
「なので厚生省の方から捜査打ち切りを立てたわけ
こういう事案はもうね─────うちらの仕事っしょ?」
肩を竦めながら。
[メイン] キャッツトリック : 水原にこくりと頷く。
[メイン] 水原 璃良 : 「だいぶ捨て石感ある任務ですが… まぁ仕事ですし構いませんが」
[メイン] キャッツトリック : 「まぁね」
[メイン] フューネラル : 「相応の手練でなければ危険との判断でしょう」
[メイン]
キャッツトリック :
「でも私達はね、簡単には死ねないご病気ですから~」
にゃはは~と軽く笑っている。
[メイン] 溝呂木アリス : 「まあ妾たちなら何とかなるじゃろう。のう璃良」
[メイン] 水原 璃良 : 「なんとかできなかったら自分の墓の中に死体が入れてもらえないことになるだけですしね」
[メイン]
キャッツトリック :
フューネラルにこくりと頷いている。
下手に警察を動かしたところで、被害が増すばかりと上層部は判断したのだろう。
ゆえにこう言った危険区域に足を運ばせるのは、オーヴァードが適任であると見なされたのだ。
[メイン] フューネラル : 「おや、そちらのお二人はお知り合い同士で?」
[メイン] 水原 璃良 : 「まあ一応、上司と部下で」
[メイン] 溝呂木アリス : 「安心せい。最悪妾だけでも骨を拾って……おう、そんな感じじゃ。そして妾が上司じゃ」
[メイン] フューネラル : 「あー、じゃあ外様は今回俺だけですか。フューネラルでーす、イリーガルやってます。どうぞよろしく~」
[メイン] 水原 璃良 : 「アウェー感は気にしなくていいですよ、仲良くしましょうね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「溝呂木アリス。N市支部の支部長をやっておるものじゃ。よろしく頼むぞ」
[メイン]
フューネラル :
「勿論勿論、両手に花は男としては嬉しい限りですしね~」
と、気安く笑ってから、資料をテーブルに置き。
[メイン] 水原 璃良 : 「水原 璃良です、こっちは共存型RBのリィラで」
[メイン] フューネラル : 「へぇ、そりゃまた珍しい。じゃあ実質四人ですね。いやー、ありがたい」
[メイン] 水原 璃良 : 「それが全然戦えないんですよねこれが。情報収集がちょっとできるだけ」
[メイン] フューネラル : 「そっちのほうが重要だと思いますから、即戦力ですよ。だって実働多分俺らだけですよね、連絡員さん」
[メイン] フューネラル : そう、視線を向けて尋ねる。
[メイン] キャッツトリック : へらへら笑いながら、頷く。
[メイン]
キャッツトリック :
「そうだよー、君達くらい優秀なオーヴァードってのは
なっかなかいないからね~」
[メイン] 溝呂木アリス : 「まあ戦える者が三人おれば何とかなるじゃろ」
[メイン] 水原 璃良 : 「少数精鋭って言えば聞こえはいいですけどね」
[メイン]
キャッツトリック :
まずレネゲイドが活性化することで、人は変貌をする
ここで約5割近くが、人間性を失い、実質死を迎えることとなる。
さらに残りの確率で自我を保てたとしても、少し生活が楽になる程度の能力しか持たないケースもざらである。
[メイン] キャッツトリック : 戦闘を行なえるオーヴァードとは、ある意味で選ばれし存在とも言える。
[メイン]
キャッツトリック :
「というわけでとりあえず今回の任務は調査ってわけだけど
何か聞きたいこととかあるかなー?」
[メイン] フューネラル : 「俺からは特に。お二人は?」
[メイン] 水原 璃良 : 「調査の原因を見つけてそれが手に負えなくても倒せるまで帰ってくるなとか言いませんよね」
[メイン]
キャッツトリック :
「もちろん」
にこりと笑って。
[メイン] 水原 璃良 : 「なら私からは何も」
[メイン]
キャッツトリック :
「"現場判断"で~」
ひらひらと手を振る。
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾も特にない。必要なことがあればその場で調べる」
[メイン]
キャッツトリック :
「ん、おっけ~、あと調査を進めてわかんないとことかあったら
私にも色々聞いてもらっておっけ~よー、じゃ、よろしく~!」
[メイン] キャッツトリック : せかせかと席を立つと、次の会議室へと向かっていくのだった。
[メイン] 水原 璃良 : 「じゃあ早速行きましょうか。 連続殺人鬼が立て籠もってるとかだったらいいんですけど…」
[メイン]
溝呂木アリス :
「それぐらいならもっと具体的なデータが出ると思うがのう……」
そう言って席を立つ
[メイン]
フューネラル :
「お疲れ様」
連絡員の背にそう労いの言葉をかけながら立ち上がり、菓子盆から柿の種を一袋だけとる。
[メイン] フューネラル : 「そういう事件がいいんです? 俺は嫌ですねぇ」
[メイン] 水原 璃良 : 「なるほど、たしかにおやつは必要そうですね、名案です」と言いながらキットカットを手にとる
[メイン] 水原 璃良 : 「そういう事件なら最悪オーヴァード犯罪者だったとしても正面からボコせば片付くじゃないですか」
[メイン] 溝呂木アリス : 「わかりやすい犯人がいた方が解決という面では簡単じゃな」
[メイン] 溝呂木アリス : 水原に同意して
[メイン] フューネラル : 「わかりやすい犯人がいる事件は、わかりやすい犠牲者が居る事件ですからね」
[メイン] フューネラル : そう、軽く肩を竦めてから、手に取った柿の種をポケットに放り込み。
[メイン] フューネラル : 「人死はないにこしたことはありませんよ」
[メイン] フューネラル : それだけいって、のんびりと部屋から出ていった。
[メイン]
溝呂木アリス :
「……何というか……捻くれた男じゃのう」
フューネラルを見送って
[メイン] 水原 璃良 : 「まあこの界隈に居れば3割ぐらいはああなりますよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「お主もお主で…………まあいい」
[メイン] 水原 璃良 : 「我々だって、超常的な力と対面してそこそこまともな感性してるって点では」
[メイン] 水原 璃良 : 「一般人からしてみれば相当アレですよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「仕方ないとはいえ厄介な性分じゃのう……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「まあ、事件の原因は調べればわかるじゃろうしさっさと行くぞ」
[メイン] 水原 璃良 : というわけで参りましょう
[メイン] 溝呂木アリス : 「神隠しだろうが、連続殺人だろうが……早期解決に勝ることはないんじゃからな」
[メイン] 溝呂木アリス :
[メイン] 溝呂木アリス :
[メイン] 溝呂木アリス :
[メイン]
GM :
・発生している行方不明事件について
・波捨山の伝承について
・他組織の動きについて
難易度全部8で
[メイン] GM :
[メイン] フューネラル : middle 「事前調査」 シーンプレイヤー:フューネラル 登場:任意
[メイン] フューネラル : 46+1d10 (46+1D10) > 46+7[7] > 53
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 46 → 53
[メイン] 溝呂木アリス : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+4[4] > 38
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 34 → 38
[メイン] 水原 璃良 : 42+1d10 (42+1D10) > 42+7[7] > 49
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 42 → 49
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : 経費でレンタカーを借りて、現地に向かう一行。今回の面子の社会的な問題で運転手が今回はフューネラルしかいない。
[メイン] 水原 璃良 : 「運転はやった事ありますよ?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「免許は持ってきてるのか?」
[メイン] 水原 璃良 : 「そもそも持ってないですけど」
[メイン] 溝呂木アリス : 「却下じゃ。というわけで今日一日頼むぞフューネラル」
[メイン] フューネラル : 「実はこの国、17歳って普通は車の運転しちゃいけないんですよね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「免許証偽造する奴とかもおるからのう……」
[メイン] 水原 璃良 : 「大人びてるからよっぽど目ざとい警察に見つからなければ大丈夫なのに…」
[メイン] フューネラル : 「一応、守れる法律は守りましょうね」
[メイン]
溝呂木アリス :
「苦労をかけるがよろしく頼むぞ」
後部座席でふんぞり返る
[メイン] フューネラル : 苦笑しながら高速道路に入る。とはいえ、道なんて当然知らないのでカーナビに従うだけだ。
[メイン] フューネラル : 「まぁ、それが俺の仕事でもありますからね。ところで皆さん、現地についてはどれくらご存知で? ちなみに俺は聞いたことも無ければ行ったこともない場所なんでな~んも知りません」
[メイン] 水原 璃良 : 「私もだいぶインドア派かつ都会っ子なのでないですねぇ…」
[メイン] 溝呂木アリス : 「仕方ないのう。妾が代わりにさっき貰った資料を読んでやろう」
[メイン] フューネラル : 「ありがたいですね、ついでにリサーチとかも頼んでいいですかね」
[メイン]
溝呂木アリス :
というわけで知識UGNで
・発生している行方不明事件について
調べます
[メイン] GM : 振れ
[メイン] 溝呂木アリス : (2+0)dx+1 【社会】 (2DX10+1) > 3[1,3]+1 > 4
[メイン] 溝呂木アリス : 「オエ……車の中で資料読んでたら気持ち悪くなってきた」
[メイン]
溝呂木アリス :
「少し横になるのじゃ……」
そう言い残し後部座席で倒れ込みます
[メイン] フューネラル : 「お大事に……リクライニング倒してもいいですよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「何やってんですか支部長…」じゃあ私が行きますね
[メイン]
水原 璃良 :
《オリジン:サイバー》と要人への貸しを使って
・発生している行方不明事件について
[メイン] 水原 璃良 : 4dx+3 情報UGN (4DX10+3) > 8[2,4,5,8]+3 > 11
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・発生している行方不明事件について
有名というわけでもないが、山登りを楽しむことができる程度の規模を持つ波捨山にて、2ヶ月前から一般人が帰ってこなくなっているという事件が起きている。
警察が調査に立ち入るも、その内の数人が行方を失ってしまっている。
なお、UGNの調査では、波捨山からは現在、レネゲイド反応を検出していない。
[メイン] GM :
[メイン] 水原 璃良 : 「今のところオーヴァード関連には見えませんが…そうと偽装されてる可能性も否めませんね」
[メイン] 水原 璃良 : 「つまり何も分からない」
[メイン] フューネラル : 「まぁだから俺たちが行くんですしね」
[メイン]
溝呂木アリス :
「そうじゃのう……」
力なく答える
[メイン]
フューネラル :
「とはいえ、レネゲイド反応がまだ出ていないというのは無視出来ない話ですね。あと、支部長これどうぞ」
パーキングエリアに休憩がてら立ち寄り、支部長にコーラを渡す。車酔いにきくらしい。
[メイン]
溝呂木アリス :
「うむありがたい……」
コーラを受け取って
「……これだけ大掛かりな事件を起こすわりに、レネゲイドの痕跡を残さないとはなかなか器用な犯人じゃ」
[メイン] 水原 璃良 : 「気が利きますねぇ」
[メイン] 溝呂木アリス : 炭酸がきついのかちびちび飲む
[メイン] フューネラル : 「まぁ、これから仕事ですからね」
[メイン] フューネラル : 適当に買ってきた飲み物を並べて、「よければどうぞ」と水原にも勧めながら、自分もホットのミルクティーに口をつける。
[メイン]
水原 璃良 :
「奇遇ですね、私も好きなんですそれ」同じくミルクティーをもらう
[メイン] フューネラル : 「それはよかった。しかし、そうなると、山や地元の何やらは関係ない可能性もありますね」
[メイン]
溝呂木アリス :
(私もあっちの方がよかったな……)
コーラをちびちびと飲む
[メイン] フューネラル : 「そもそも、レネゲイド事件ではないという可能性も勿論ありますが……まぁ、それは消去法でわかることなので一先ずは無視して」
[メイン] フューネラル : 端末を弄り、どこぞへ連絡を取る。
[メイン] 水原 璃良 : 「酔い止めとミルクティー買ってきます?」
[メイン]
溝呂木アリス :
「大丈夫じゃ……時間が全てを解決してくれる……」
古代種らしい威厳を見せる
[メイン] フューネラル : 「まぁ、調べ物してる間は休んでていいですから……」
[メイン] フューネラル : 「お大事に」
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : ・他組織の動きについて
[メイン] GM : 来い
[メイン] フューネラル : 情報:噂話
[メイン] フューネラル : 1DX+1 気合の1DX (1DX10+1) > 6[6]+1 > 7
[メイン] フューネラル : はい財産1!
[メイン] GM : ギリギリ間に合ったァ!
[メイン] GM :
[メイン] system : [ フューネラル ] 財産P : 4 → 3
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・他組織の動きについて
近隣に潜むセル等の動きには、特にこれといったものは無かった。
むしろ、波捨山は登山家が立ち入る程度であり、あまり多くの人間が行き交う場所ではないため、そういった違法組織の拠点に用いられることが考えられるが、そういった報告はこれまで一切無かった。
どの組織も介入している痕跡が無いことは果たして健全か、それとも奇妙か、捉え方はあなた次第だ。
[メイン] GM :
[メイン] フューネラル : 「……FHなどの介入もなく、レネゲイド反応も今のところは無し」
[メイン] フューネラル : 「となると」
[メイン] 溝呂木アリス : 「なると?」
[メイン] フューネラル : 「まずは一安心、ですね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうか?」
[メイン] 水原 璃良 : 「逆にキナ臭くないですか?」
[メイン] フューネラル : 「わかりやすい連続殺人鬼やジャームが、わかりやすく人を食い散らかしてるよりはマシですよ」
[メイン] フューネラル : 「無差別に隠すつもりもなくそういうことされるほうが、ずっとヤバいでしょ」
[メイン]
溝呂木アリス :
「どうじゃろな……わかりづらく巧妙に食い散らかしてる場合だってあるじゃろうに」
コーラをちびちび飲みながら
[メイン] 水原 璃良 : 「んー。まぁ、そうともいえる…かもしれませんけど」
[メイン] フューネラル : 「こそこそする以上は大っぴらにやるより被害は多くは出来ませんよ。まぁ、悪質ではありますけどね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「しかし、レネゲイド反応も組織の動きもなしか……。となるとあれじゃろうな」
[メイン] フューネラル : 「これ以上は、現地で調べるしかないでしょうね」
[メイン] 水原 璃良 : 「やっぱりそうなりますか…」
[メイン] 溝呂木アリス : 「その前に山についても少し調べておくか……体調も戻ってきたしな」
[メイン] フューネラル : 「コーラ効きました?」
[メイン] フューネラル : 「なんかググったら出たんで渡しましたけど」
[メイン] 溝呂木アリス : 「おお効いた効いた。たまには炭酸もいいもんじゃな」
[メイン] 溝呂木アリス : というわけでPAにいるいかにも山に詳しそうな男に話を聞きます。
[メイン] 溝呂木アリス : 交渉で訊きますが可愛い女子小学生の姿なのでGMは達成値に下駄をはかせてくれるのではないでしょうか
[メイン]
GM :
まぁいいでしょう+1くらいで
判定するなら再登場をしろ
[メイン] 溝呂木アリス : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+10[10] > 48
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 38 → 48
[メイン] 溝呂木アリス : (2+0)dx+1 【社会】 (2DX10+1) > 2[2,2]+1 > 3
[メイン] 溝呂木アリス : 「ねえおじさん……え、あれ、待って……いかないで……」
[メイン] GM : おじさんは繊細な生き物だった。
[メイン] 溝呂木アリス : 「だめでした」
[メイン] 水原 璃良 : だめだった
[メイン] GM : このご時世、小さい子に話しかけると、通報されてしまうのだ。
[メイン] GM : なのでおじさんは逃げてしまうのだ。
[メイン] 水原 璃良 : 「何やってんですかあなた」物陰から見ていたが出てきて言う
[メイン] 溝呂木アリス : 「世知辛い世の中じゃのう……」
[メイン] 水原 璃良 : やむを得ん俺が判定するぞ 出る
[メイン] 水原 璃良 : 49+1d10 (49+1D10) > 49+8[8] > 57
[メイン] 溝呂木アリス : うわ!ありがとう!
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 49 → 57
[メイン] 水原 璃良 : というわけでもう一度オリジンとコネで あさっきオリジンの侵蝕率上げ忘れた
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 57 → 61
[メイン] 水原 璃良 : 5dx+3 (5DX10+3) > 9[1,6,6,8,9]+3 > 12
[メイン] GM : 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・波捨山の伝承について
昔は姥捨て山として使われていたという伝承が残っている。
その話が本当はどうかは定かではないが、500年以上前の人骨が
山で見つかるといった事例が存在しており、真実味を怯えている。
オカルト界隈では、この山は有名な場所であり、肝試しにも使われている。
[メイン] GM :
[メイン] 水原 璃良 : 「まさか祟りなんて言いませんよね… 幽霊のRBとか」
[メイン]
溝呂木アリス :
「ハッハッハ流石じゃ、璃良」
璃良の背中をバシバシ叩く。
「どうじゃこれがうちの支部の力じゃ!」
フューネラルに向かって
[メイン] フューネラル : 「いやー、すごいと思います。でも支部長、無理はなさらないでくださいね」
[メイン] フューネラル : 「しかしまぁ、祟りもお化けも陰謀論も残念ながら実在するのがレネゲイド界隈なんで、いずれもありえるのが困ったところですね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「結局は現地に行ってこの眼で確かめるしかなさそうじゃな」
[メイン] フューネラル : 「そうみたいですね、まぁ、レネゲイドではない可能性もありえますから、丁寧に調査したほうがよさそうですね」
[メイン] 水原 璃良 : 「いただ…… まぁ結局はそうなりますよね」
[メイン]
溝呂木アリス :
「ではフューネラル、改めて運転は頼んだぞ! 妾は大人しく横になってるから……」
そう言い残すと車の後部座席に戻り、再び横になる
[メイン] フューネラル : 「はい、そうしてください……お大事に」
[メイン] 水原 璃良 : 「助手席に座って換気をしておくほうがいいらしいですよ、なるべく遠くを見て」スマホいじりながら
[メイン] 水原 璃良 : 「下を向いたり横になったりすると人によってはかえって悪影響とか」
[メイン]
溝呂木アリス :
「へ~!」
横になってスマホをポチポチしながら
[メイン] 水原 璃良 : 「聞いちゃいねぇ」
[メイン] フューネラル : 「まぁ、高速なんで換気はエアコンで我慢してもらいますけどね」
[メイン] フューネラル : ハンドルを回して、アクセルを軽く踏み込む。
[メイン] フューネラル : オカルト界隈で有名な田舎の姥捨山で行方不明者が続出。季節が夏ならぴったりかもしれない。
[メイン] フューネラル : まぁ、それも怪談なら、という話。
[メイン] フューネラル : あいにく今回は怪談ではない。
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] GM : trigger『silent』 登場:任意
[メイン] 溝呂木アリス : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+3[3] > 51
[メイン] 水原 璃良 : 61+1d10 (61+1D10) > 61+10[10] > 71
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 48 → 51
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 61 → 71
[メイン] フューネラル : 53+1d10 (53+1D10) > 53+4[4] > 57
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 53 → 57
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
─────そしてあなた達は、調査対象の山の麓までたどり着く。
都会とは異なり、深緑の景色が多く広がるその地では
新鮮な空気が鼻を通り抜けていくことだろう。
[メイン]
GM :
そして、波捨山はというと、霧がかっており
また、斜面も急な場所がいくつか見受けられるだろう。
途中まで登る程度であれば、特にこれといった支障を来たすことはないが
さらに奥まで踏み入れるのであれば、相応の装備が必要であることが分かる。
[メイン] GM : が、しかし、あなた達はオーヴァードである。
[メイン] GM : この程度であれば、軽い運動程度であろう。
[メイン]
GM :
捜索範囲が広く、3人程度ではすぐに調査結果を出すのは厳しいものであろう。
しかしあなた達はオーヴァードである、捨て石として派遣されたも同然だ。
虱潰しに調査を進めていく他、無いだろう。
[メイン] 溝呂木アリス : じゃあGM聞き耳(蝙蝠の耳)振って辺りに変化がないか確かめて良い?
[メイン]
GM :
いいよ
難易度はマスクデータ
[メイン] 溝呂木アリス : 確か感覚だったろ
[メイン] 溝呂木アリス : (2+0)dx 【感覚】 (2DX10) > 9[7,9] > 9
[メイン]
GM :
これと言った異変は感じない。
鬱蒼としてるだけ。
[メイン] 溝呂木アリス : 「……何も聞こえんな。怪しげな生物の気配も感じとれん」
[メイン] フューネラル : 「支部長ほどのレネゲイドを持ってしてもそうとなると、まぁ俺たちが来たのは正解でしたね」
[メイン] フューネラル : 「普通の一般エージェントだったらもっと何も分かんなかったでしょうし」
[メイン] 溝呂木アリス : 「レネゲイド反応も見当たらず、何の気配も見つからず、それでいて行方不明者は続出か。どうなっとるんじゃ、この山」
[メイン]
溝呂木アリス :
「そっちには何かこういうの探るエフェクトとかないのか?」
フューネラルに向かって
[メイン] フューネラル : 「まぁ、ないわけじゃないですけど、俺はどっちかっていうとぶっ壊す系のほうが得意でして」
[メイン] フューネラル : 「水原さんはどうです?」
[メイン] 水原 璃良 : こっちも試しても何も分からない感じですかね
[メイン] GM : 分からない
[メイン] 水原 璃良 : 「うーん… とにかく先に進んで見るしかなさそうですが」
[メイン] 溝呂木アリス : 「しらみつぶしに探っていくしかないかのう……」
[メイン] フューネラル : 「そうなりそうですね」
[メイン] 水原 璃良 : 「まあ、空間的に阻害されてなければ山奥でも電波発信できますし(《アンテナモジュール》)、どうとでもなると信じましょう」
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
─────そしてあなた達は、自分達の足を使った地道な調査作業が始まる。
その目で見たものだけが、真実なのだから。
[メイン]
GM :
あなた達は、一般人と比べ、体力は多いと言えるだろう。
だがそれでも手掛かりらしい手掛かりは何一つ見つかることがない。
[メイン] GM : 骨一本も無い。
[メイン]
GM :
昼頃から始まった任務であるが、徐々に空が暗闇へと切り替わっていく。
これ以上の調査は、不可能だろう。
そう決断する者が出るであろう頃合いに─────。
[メイン] GM : ─────あなた達は、ぽつりと山の中にある、民家を見つけるのだった。
[メイン] 水原 璃良 : 「やれやれ… 消防隊じゃないんですけど… おや?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「ほお……こんなところに家が建ってるとは」
[メイン] 水原 璃良 : 「リアルポツンと一軒ナントカカントカって奴ですか… 流石に廃屋じゃないですか?」
[メイン] フューネラル : 「どっちにしろ、無視する理由はないですね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「……一応探っておくか」
[メイン] 溝呂木アリス : じゃあGM聞き耳(蝙蝠の耳)振って辺りに変化がないか確かめて良い?
[メイン] 水原 璃良 : 「殺人鬼が潜んでる隠れ家とかだったら楽なんですが」
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 溝呂木アリス : (2+0)dx 【感覚】 (2DX10) > 5[4,5] > 5
[メイン] 溝呂木アリス : 5か…
[メイン] GM : 中に人がいることが分かる
[メイン] 溝呂木アリス : 「……中に人はおるようじゃな」
[メイン]
溝呂木アリス :
「まあ3人いればなんとかなるじゃろ」
そう言って扉に近づく
[メイン] フューネラル : 「俺がいきますよ……」
[メイン] フューネラル : 一人は幼女、一人は殺人鬼だったら楽とかいう少女。
[メイン] フューネラル : 消去法で自分しかいないと判断する。
[メイン] フューネラル : 別にフューネラルも自己自認ではコミュニケーションに優れているわけではないと思っているのだが……この際しょうがない。
[メイン] 溝呂木アリス : 「いや、こういうのは年長者の仕事じゃろ」
[メイン] フューネラル : 「年長者に見えないでしょ……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「ふん……主がかっこつけたい年頃なら任せるとしよう」
[メイン] フューネラル : 「ご配慮痛み入ります、水原さんそういうわけで、支部長の事よろしくお願いします」
[その他] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 71 → 77
[メイン] 水原 璃良 : 「まぁなんとかします」腰元の拳銃に手をかけ(流石に表には出さない)つつ支部長をかばいながら扉を警戒
[雑談] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 77 → 81
[メイン] フューネラル : 物騒な準備してる水原をみて「そういうことじゃねぇんだけどなぁ」と思いつつも、口には出さないで民家の戸を叩く。
[メイン] フューネラル : 「すいませーん、夜分失礼します~」
[メイン] GM : フューネラルが扉を叩くと……。
[メイン]
GM :
「─────はぁ~~い……?」
老婆の声が聞こえ、ゆっくりと足音が近づき。
[メイン] GM : がらりと、引き戸が開けられると。
[メイン] お婆さん : 「おや……どちら様で……?」
[メイン]
お婆さん :
そこには白髪の老婆が立っており、目をしょぼしょぼとさせながら
フューネラルを見上げていた。
[メイン] フューネラル : 「こんばんは、自分達はボランティアのものでして」
[メイン]
お婆さん :
「ぼらんてぃあ……ほぉ~~~?これはこれは!
最近の若い子達は本当にえらいねぇ……うんうん」
[メイン] お婆さん : ふがふがとした喋り口調で、感心したように頷いている。
[メイン] フューネラル : 「最近、このあたりで道に迷う登山者が増えているとのことで、山の巡回をしていました」
[メイン] お婆さん : 「なんと……!それはそれは……どうもご苦労様なことで……」
[メイン] 溝呂木アリス : (お前はともかく私たち二人もボランティア設定は無理があるんじゃないかな……)
[メイン] 水原 璃良 : 「このあたりで最近道に迷った登山客らしき姿とか、見てませんかね」大丈夫そうなので拳銃はしまって声をかける
[メイン] フューネラル : (じゃあ迷子なんで助けてとでもいいます?)
[メイン]
お婆さん :
「登山客ですとな……お~~~、そうですねぇ……
この山は、迷いやすいからねぇ……見かけることはあるが~……」
[メイン] お婆さん : 申し訳なさそうに眉を下げ。
[メイン] 水原 璃良 : 「が…?」
[メイン] お婆さん : 「下山の道を教えたことは覚えておるが……その後どこへかは……」
[メイン] 水原 璃良 : 「なるほど、ありがとうございます。 立派な心がけですわ」
[メイン] お婆さん : 力になれず、申し訳なさそうに頭を降ろしつつ。
[メイン] お婆さん : 「ほっほっほ……お兄さんにお嬢さん方の方が、よっぽど立派だよぉ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「おばあちゃんはひとりぐらしなの? ここに住んでて何か不便なことはない?」(子供の振りをして)
[メイン] お婆さん : アリスの言葉にゆっくりと頷いて。
[メイン]
お婆さん :
「そうだねぇ……お爺さんはもう……何年前だったかねぇ……
逝ってしまってねぇ……それからずっと、一人だねぇ」
そう言い、民家の横を見やると、畑があった。
下山ルートを知っているのであれば、この畑で栽培した野菜を売り
そして街である程度の買い物を終え、暮らすことはできるだろう。
[メイン]
お婆さん :
「不便なことと言えば……ほっほっほ
……この山の上り下りはちと、厳しいくらいかねぇ?」
少し明るい口調で言いながら、肩を揺すり笑い。
[メイン]
お婆さん :
「……それにしても、もう暗いからねぇ
お兄さんにお嬢さん方は、どうするんだい?
この山は熊や蛇が出るから、危険で……心配だねぇ……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「えっ……この山そんなに危ないんだ……!」
[メイン] お婆さん : 「ほっほっほ…夜の山はこわいよぉ~?」
[メイン] フューネラル : 「実はキャンプしようと思っていたんですが……甘い考えでしたかね?」
[メイン] 水原 璃良 : 「怖いですねぇ…」
[メイン] お婆さん : 渋そうな顔をして。
[メイン]
お婆さん :
「……うぅ~~~~ん……それは厳しいのう……
……やっぱり立派な若い者達を野宿させるのも、心苦しいからねぇ……」
[メイン]
溝呂木アリス :
「じゃあお兄ちゃん! せっかくだし泊まらせてもらおうよ!」
屈託のない子供の笑みで
[メイン]
フューネラル :
「ええ、でもそれは悪いし……」
と、口ではいうが、わざと視線を泳がせる仕草をしてから、老婆に視線を向けて。
[メイン] お婆さん : 「ほっほっほっほ……少しばかし狭いけど……私は構わないよぉ」
[メイン] 水原 璃良 : 「ありがとうございます、恩に着ます」
[メイン] お婆さん : フューネラルの視線に、優しそうに目元の皺を作らせ、にこりと笑い、ゆっくりと頷く。
[メイン] 溝呂木アリス : 「ありがとうございます!」
[メイン] フューネラル : 「これは、どうも、ありがとうございます……では、お言葉に甘えさせていただいて……」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] : 手。
[メイン] : 老婆が立つ民家の向こうで
[メイン] : 白い手が、見えた。
[メイン] : ズ、ズズ……
[メイン] : ズズズズ……
[メイン] : 徐々に、腕が
[メイン] : 肩が
[メイン] : 首が
[メイン] : 口元が、現れ
[メイン] : ─────キエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロキエロ。
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] GM : 瞬きをするとそれは、消えていた。
[メイン] 溝呂木アリス : (…………!?)
[メイン] 水原 璃良 : 「………」
[メイン] フューネラル : 思わず、目を細める。
[メイン] お婆さん : 「………?どうかなされましたか?」
[メイン] お婆さん : しばらく静寂を作った3人に対し、ゆっくりとした口調でそう問う。
[メイン] 溝呂木アリス : 「ううん……なんでもないよ!」
[メイン] 溝呂木アリス : そう言いつつ二人に目配せを送る
[メイン] フューネラル : 「申し訳ない、ちょっとぼんやりしてしまって……少し疲れが溜まってるみたいです」
[メイン] フューネラル : アリスに軽く頷く。この民家は調べる必要がある。
[メイン] お婆さん : 「おや……?そうかい?それならお風呂を沸かさなくちゃだねぇ……」
[メイン] お婆さん : 「ああ、上がってくつろいでていいよぉ」
[メイン] 水原 璃良 : 「分かりました、ありがとうございます」
[メイン] お婆さん : そう言い老婆は民間の裏側へと歩いて行く。
[メイン] お婆さん : おそらく風呂の追い炊きは、薪を燃やして行っているのだろう。
[メイン] 水原 璃良 : それじゃあ一応裏側を覗いて本当の風呂を焚いているか確認してから民家を調べよう
[メイン] GM : いいよ
[メイン] GM : 判定どうぞ 難易度8
[メイン] 水原 璃良 : 知覚かな?
[メイン] GM : ああ。それでいい
[メイン] 水原 璃良 : 6dx+1 (6DX10+1) > 10[1,1,2,5,5,10]+7[7]+1 > 18
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
水原は老婆に気配を悟られないように探知を行なった。
老婆は宣言通り、風呂を沸かすために薪を入れている作業中だ。
かなりの年齢がいっているということもあり、その動きは遅く、家に戻ってくるまでにはしばらく時間が空くだろう。
[メイン] GM :
[メイン] 水原 璃良 : 「というわけで今のうちに家を調べちゃいましょう」報告しながら
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうじゃな。いくら何でも怪しすぎるじゃろ」
[メイン] フューネラル : 「さっきのは明らかに異様でしたしね」
[メイン]
溝呂木アリス :
「正面からの戦闘で遅れを取る気はないが……場合によってはとっとと逃げることも考えなくてはな」
そう言って家に入る
[メイン] : ギィ。
[メイン] : ギィ。
[メイン] : これは、アリスが床を踏むことで鳴る音だろう。
[メイン] : ─────しかし、二重に聞こえる?
[メイン] : ……上から?
[メイン]
溝呂木アリス :
「うわっ!」
大げさに驚く
[メイン] フューネラル : 「んん……?」
[メイン]
溝呂木アリス :
「あれ……? 今なんか上から音が……?」
[メイン] 溝呂木アリス : 天井を見上げる
[メイン] :
[メイン] : 手の痕。
[メイン] : 赤い。
[メイン] :
[メイン]
溝呂木アリス :
「きゃあっ!!」
思わず叫ぶ
[メイン] : ─────目を離すと共にそれは、消えていた。
[メイン] 水原 璃良 : 「なんなんですかね…」
[メイン]
溝呂木アリス :
「今、天井にあれが……手の痕が……」
何もなくなった天井を指さし
[メイン] フューネラル : 「俺も見ました……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「あったよね! 絶対あったよね!」
[メイン] フューネラル : ごくりと、生唾を飲み込み。
[メイン] フューネラル : 「ありましたね……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「どうなってんのよこの家……」
[メイン] フューネラル : 「少なくとも『何か』がいることは確かですね……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………やっぱ一回逃げない?」
[メイン] : ─────フューネラルがふと、居間へと繋がる障子が視界に入れると。
[メイン] : ここは、お婆さん一人であった。
[メイン] : そうアリスは聞いたはずだろう。
[メイン] : 外はすっかり暗くなっており、居間の明かりだけが廊下に照らされる中。
[メイン] : 障子の向こうに─────人影。
[メイン] 水原 璃良 : 「……」バタン、と障子を開け放ってみる
[メイン] : いない。
[メイン] フューネラル : 「水原さん!?」
[メイン] 水原 璃良 : 「いや…すいません。 今のは流石に冷静じゃなかった… とはいえ」
[メイン] 水原 璃良 : 「……どうしましょうね、Rラボでも呼んできて機器で調査でもしてみます?」
[メイン] : 水原が、仲間達へそう呼び掛けるだろう。
[メイン] : その反対から。
[メイン] : 『─────立チ─────去レ』
[メイン] : 低い声が、耳元のすぐ近くで。
[メイン]
溝呂木アリス :
「ヒィッ!!?」
反射的に大声を上げる
[メイン]
フューネラル :
「!!?!」
思わず後ずさる、どっちかというとアリスの声に驚いて。
[メイン] 水原 璃良 : 「…………一人のジャームを王に祭り上げる認識の操作とかは見た事ありますけど… こういう目的の不透明なのはどうしたらいいか…」
[メイン] 水原 璃良 : 家の中をレネゲイド的見地から調査とかできますか?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] 水原 璃良 : まあその手段がないんだが… RBであるリィラがレネゲイドが濃そうな場所とか分かったりしません?
[メイン] GM : いいよ
[メイン] フューネラル : 知識レネゲイドでいけるのでは?
[メイン] 水原 璃良 : 4dx では知識レネゲイドで (4DX10) > 10[6,9,9,10]+9[9] > 19
[メイン] GM : リィラは、己の体……つまり、レネゲイドと共鳴する存在を探す。
[メイン] :
[メイン] ■■ : ソコニイル
[メイン] :
[メイン] 水原 璃良 : 「………」
[メイン] 水原 璃良 : 「かーえろ… 帰りましょ支部長」
[メイン] 溝呂木アリス : 「璃良……何が見えたの……見えたんじゃ?」
[メイン] 水原 璃良 : 「支部長がさっきから見てるものと似た物ですよ、帰りましょ」
[メイン] フューネラル : 「ってことは……レネゲイドに関する何かってことなんですよね?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そっかあ…………帰るか」
[メイン] フューネラル : 「え?」
[メイン] フューネラル : 小首をかしげる。
[メイン] 溝呂木アリス : 「お化けじゃん」
[メイン] フューネラル : 「いや、レネゲイドに関するなにかなんですよねだってそれ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾こう見えて武闘派じゃし」
[メイン] 水原 璃良 : 「それは間違いないと思います、でも相性が悪い」
[メイン] フューネラル : 「支部長、口調ぐっちゃぐちゃやん」
[メイン] 溝呂木アリス : 「今はそれどころじゃないだろ若人」
[メイン] 水原 璃良 : 「餅は餅屋、ベネットにはメイトリックスですよ」
[メイン] フューネラル : 「一切違いでしょ、いうて」
[メイン] フューネラル : 「いやいやいやいや」
[メイン] フューネラル : 「レネゲイドなら問題ないでしょ何も」
[メイン] フューネラル : いきなり、ケロッとしだす。
[メイン] 水原 璃良 : 「いやいやじゃないですよ、例えば貞子にメイトリックスぶつけて勝てますか?」
[メイン] フューネラル : 「相手はだって貞子じゃなくて、ただのレネゲイド現象でしょ」
[メイン] フューネラル : 「じゃあ、UGNの仕事じゃないですか」
[メイン] 溝呂木アリス : 「本当かぁ……本当にレネゲイドかぁ……?」
[メイン] フューネラル : 「いやだって、レネゲイド反応でたんですよね?」
[メイン] 水原 璃良 : 「私ら所詮炎や電気を出したり視力が良かったりちょっと早く動けるだけの人間ですよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「概念的なものには勝てません」
[メイン] フューネラル : 「いや、勝つとか勝たないじゃなくて……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「血が出るなら殺せるが血も涙もない存在には弱いのじゃ……」
[メイン] フューネラル : 「まずは、レネゲイド反応がでたなら、調査続行が仕事では……?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「仕事かぁ……」
[メイン] フューネラル : 「あと、あのお婆さんも助けなきゃでしょ」
[メイン] フューネラル : 「レネゲイド反応出た以上はレネゲイド汚染の危険性もあるんですから、ほっとけないでしょ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………もうええ! 残ればいいんじゃろ残れば!」
[メイン] 溝呂木アリス : 「何かあったらお前どうにかしろよフューネラル! それだけ言うからには切り札の一つや二つや三つあるんじゃろ!」
[メイン] フューネラル : 「いや、まぁそれもこれから調べるんですけど」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………璃良。お主も残れよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「はぁ…いやまぁ残りますけど」
[メイン] 水原 璃良 : 「やっぱり墓の中に遺体入れられ無さそう…」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾たちは一蓮托生じゃからな……」
[メイン] フューネラル : 「いや、普通の仕事なんだから普通にやってくださいよ」
[メイン] フューネラル : 「アンタらエージェントでしょ」
[メイン] フューネラル : 「なんでイリーガルの俺が一番仕事熱心なんですか」
[メイン] 溝呂木アリス : 「誰にでも得手不得手ってもんがあるんじゃ」
[メイン] 水原 璃良 : 「私が安倍晴明だったら張り切って幽霊退治するんですけどあいにくせいぜい次元大介なんですよね」
[メイン] フューネラル : 「十分でしょ」
[メイン] フューネラル : 「日頃、我々レネゲイドで時空間くらいぶった切ってるんだから大丈夫ですよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「分かった分かった分かりましたよもう」
[メイン] 水原 璃良 : 「銀の弾丸でも詰めればいいんでしょう?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾はぶつりタイプなんじゃが……」
[メイン] フューネラル : 「キュマイラが斥力障壁とかグラビティシールド腕力でぶち抜く世界だから平気ですよ」
[メイン]
溝呂木アリス :
「う~~~」
フューネラルを睨みつける
[メイン] フューネラル : 「睨まれる謂れゼロ過ぎる……」
[メイン] 水原 璃良 : 「ま、やると決まったからには行きますよ支部長。 ……それで何からやります?」
[メイン] 水原 璃良 : 「取り急ぎあのバ…おばあさんから話でも聞いてみます?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………じゃあそれで」
[メイン] フューネラル : 「仕事のモチベなさそうすぎるコイツら」
[メイン] フューネラル : 深く、そりゃもう深く溜息を吐いて。
[メイン] フューネラル : 「どっちにしろ、あのお婆さんが仕掛け人なのか被害者なのかは調べる必要がありますね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「それはそうじゃな……」
[メイン] フューネラル : 「もし、被害者だとするなら、ここで俺ら帰ったら良い笑いモノですよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「どんな仕事にも適材適所というのはあるからのう……」
[メイン] フューネラル : 「最低限の人命救助はしましょうよ……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾にできるのはこの幽霊屋敷を跡形もなく破壊することぐらいじゃ……」
[メイン] 水原 璃良 : 「それやったら下手したら悪化しますよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「しょせん我らは暴力の世界でしか生きれぬ悲しき獣よ……」
[メイン] フューネラル : 「ジャームでしょそれは……」
[メイン] 水原 璃良 : 「じゃあ風呂炊きしてた場所にもう一度行ってみます?」
[メイン] フューネラル : 「まぁ、やり方は過剰に暴力的でなければ任せます」
[メイン]
溝呂木アリス :
「大人しく待ってれば戻って来ると思うんじゃが……」
あまり動きたくないらしい
[メイン] フューネラル : 「とりあえず……まぁ本件はレネゲイドが介在すると分かったい以上」
[メイン] フューネラル : 「UGNの仕事ですよ」
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン]
溝呂木アリス :
Middle 「恐怖の山小屋にて」 シーンプレイヤー:溝呂木アリス 登場:任意
[メイン] 溝呂木アリス : 51+1d10 登場/リザレクト (51+1D10) > 51+2[2] > 53
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 51 → 53
[メイン] 水原 璃良 : 81+1d1-
[メイン] 水原 璃良 : 81+1d10 (81+1D10) > 81+10[10] > 91
[雑談] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 81 → 91
[メイン]
溝呂木アリス :
「しかしのう……いったい何をどう調べればいいのか……」
部屋をウロウロしながら
[メイン]
溝呂木アリス :
何かを思いついたように立ち止まり
「よし、璃良。あのお婆さんに話を訊きに行くぞ!」
[メイン] 水原 璃良 : 「やっぱりそうなりますか… 分かりました、腹を括りますよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「おう、括れ括れ」
[メイン] 水原 璃良 : というわけでさっき風呂炊きをしてた場所へ?
[メイン] 溝呂木アリス : うん
[メイン]
溝呂木アリス :
小声で
「最悪の場合、あの婆さんも連れて二人で下山するぞ」
[メイン] 水原 璃良 : 「いや、流石にフューさんも連れていきますよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「なんか余裕ぶってるし大丈夫じゃろ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾たちがいなくなってもスカした感じで解決してくれるに違いあるまい……」
[メイン] 水原 璃良 : 「もし向こうが力押しで来たらヤバいので…」
[メイン] 水原 璃良 : 「とにかく行きますよ!」
[ロイス] system : [ 溝呂木アリス ] ロイス : 2 → 3
[メイン]
溝呂木アリス :
「うむ」
威厳を保つかのように
[メイン] お婆さん : 「─────おや……?」
[メイン]
溝呂木アリス :
「あっ、お婆さん。お風呂はどうです? 何か手伝えることはありますか?」
再び少女の振りをして
[メイン]
お婆さん :
すると水原、アリス達が足を運ぼうとする先に
ひと汗かき、拾う状態の老婆がおり、家へと戻ろうとしていた。
[メイン]
お婆さん :
「ああ……ほっほっほ、優しい子だねぇ……
私はね、こう見えても結構力持ちなんだよぉ?
だから気持ちだけ、受け取っておくねぇ」
孫に接しているかのように、にこにこと。
[メイン] 水原 璃良 : 「泊めてもらうわけですし、ね?」
[メイン] 水原 璃良 : 「遠慮なさらずに」
[メイン]
お婆さん :
「おやおや……ほっほ、良い子達じゃ……
ふぅーむ、それなら……今日のお夕飯
一緒に作ってくれないかい?そうしたら、早くご飯を食べれるしねぇ
[メイン] お婆さん : 「お嬢ちゃん方も、ぼらんちあでさぞかし疲れているだろうしねぇ……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「任せてください! 料理は得意ですので!」
[メイン] 溝呂木アリス : 「でもやっぱり一人暮らしなんて大変ですよね……」
[メイン] 水原 璃良 : 「まぁ……切ったり茹でたり焼いたりするぐらいならなんとか…」
[メイン] お婆さん : 「ほっほっほ、頼れるねぇ……それじゃあ、今日はお鍋にでもしようかい?」
[メイン] お婆さん : そうして3人は台所の方へ歩いていきながら。
[メイン]
お婆さん :
「そうだねぇ……一人暮らしになって、もう何年かねぇ……
寂しくないと言ったら嘘にはなるけれども
もう、慣れっこみたいなものだねぇ……」
[メイン] 溝呂木アリス : (行方不明の時期と重なってるわけではないか……)
[メイン] 水原 璃良 : 「みたいなもの、ということは… まだ、寂しいんですね、やっぱり」
[メイン] お婆さん : 「ほっほっほっほ……本当にお嬢ちゃん達は優しいねぇ……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「私はさびしがり屋だから、家族と一緒がいいなあ……お婆さんはお爺さん以外に家族の方は……」
[メイン]
お婆さん :
「私には子どもはいなくてねぇ……
……気遣ってくれて、ありがとうねぇ……
私ももう、そう長くはないから、大丈夫だよぉ」
[メイン] お婆さん : 「もうすぐ、お爺さんに会えるからねぇ……ほっほっほ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そんな……まだまだ長生きできますよ……!」
[メイン] 水原 璃良 : 「どこかご病気なんですか?」
[メイン]
お婆さん :
「ほっほ、最近は少し意識が朦朧とする時があるくらいで……
病院には行ってないからねぇ……」
[メイン] お婆さん : そして台所に着き。
[メイン] 水原 璃良 : 「病院は行かないとダメですよ?」
[メイン] お婆さん : 質素な造りとなっており、昭和時代を想起させるようなものが多く。
[メイン]
お婆さん :
「そうだねぇ……お嬢ちゃんがそう言うなら
明日にでも、向かおうかねぇ……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「はい!そうしましょう!」
[メイン] お婆さん : そして老婆は冷蔵庫を開くと、お野菜を取り出し、そしてまな板へと乗せる。
[メイン] お婆さん : そして─────包丁を握った瞬間。
[メイン] お婆さん : 「…………っ……!?」
[メイン] 溝呂木アリス : (病院に行ってもらう間にこの家壊すのも一つの手か……)
[メイン] 溝呂木アリス : 「どうしました!?」
[メイン] お婆さん : 「あ………がっ……………」
[メイン] 水原 璃良 : 「おばあさん?」
[メイン] お婆さん : 「─────ガッ、ア、ガ」
[メイン] 水原 璃良 : 胸の下あたりに腕を差し込んでお
[メイン] 水原 璃良 : 「うぉわぁああああ!?」こうとして後ずさる
[メイン] お婆さん : ─────一瞬、その眼は
[メイン] お婆さん : 怪物のそれになっていたが。
[メイン] お婆さん : すぐに、元通りの老婆へと戻り、ふぅ……ふぅ……と汗ばみながら息をして。
[メイン]
お婆さん :
「……おっとっと……発作かねぇ……?ほっほ……
本当に、病院に行かないとだねぇ……」
[メイン] 溝呂木アリス : (璃良の反応……なにか見たんだな?)
[メイン] 水原 璃良 : 「…………」
[メイン] 溝呂木アリス : 「何かあった時に一人暮らしは怖いですよ……なんでしたら私たちのグループが案内できる市営住宅もありますので……」
[メイン] 水原 璃良 : 「支部長…… していいですか?」唇だけは《ワーディング》の形を取っている
[メイン]
お婆さん :
「おやおや……?そうなのかい……?それはそれは……
…………でも……ほっほっほ、ここは、お爺さんとの思い出の地だからねぇ」
[メイン]
溝呂木アリス :
「軽めにね」
同じように口を動かすだけで返す
[メイン] 水原 璃良 : それに大して軽くうなずき
[メイン] 水原 璃良 : 「そうですか… じゃあ」とおばあさんに返し
[メイン] 水原 璃良 : 「思い出の地に悪いものがいないか、調べないといけませんね」と言いつつ、ワーディングを家を覆うように張ってみます
[メイン] お婆さん : 「…………っ!?」
[メイン] お婆さん : 水原が発動した《ワーディング》によって─────。
[メイン] お婆さん :
[メイン] お婆さん : 老婆は、ばたりと倒れる。
[メイン] お婆さん :
[メイン] お婆さん : ─────に、留まらない。
[メイン] 溝呂木アリス : お婆さんの身体を倒れる直前に支え……!?
[メイン] お婆さん : 眼を開く。
[メイン] お婆さん : それは、常人のそれではない。
[メイン] 溝呂木アリス : 「なっ……!?」
[メイン] お婆さん : ドス黒い眼が、そこに。
[メイン] お婆さん : 「─────イヒ、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒッ!!!!」
[メイン] お婆さん : 先程まで痛そうな腰を回しながら、ゆっくりと動いていた老婆とは裏腹に。
[メイン] 水原 璃良 : 「うおおっ… おっ…」
[メイン] お婆さん : 機敏な動きで立ち上がると─────包丁を手に取り。
[メイン] 水原 璃良 : 「やばい! フューさん来て!」
[メイン] 溝呂木アリス : 老婆の豹変に一瞬硬直するが
[メイン] 溝呂木アリス : 「……………………なるほどな」
[メイン]
お婆さん :
「ハラ、ヘッタゾォオオォォォオオォォォオオォオォオ
アアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!」
[メイン] お婆さん : 老婆と、そして怪物の声が反響しながら、叫び出す。
[メイン] お婆さん : これは─────《Eロイス:ファイトクラブ》
[メイン] お婆さん : 人格の一部がジャームとなった者の、末路。
[メイン] 溝呂木アリス : 「正体はわからんが、形があるなら恐れるに足らず」
[メイン] : ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダンッ!!!
[メイン] : 激しいラップ音が響くや否や。
[メイン] 水原 璃良 : 「確かにおっかないですけど… 5M以上ある獣型ジャームを相手にしたこともありますし…!」
[メイン] : 椅子が宙を飛び交い始める。
[メイン] お婆さん : ─────その中を老婆は走り出し、二人のもとへ。
[メイン] GM : 戦闘開始
[メイン] 溝呂木アリス : 「やる気は十分だな璃良! まずは老婆を止めるぞ!」
[メイン] 水原 璃良 : 「わ、分かりました!」
[メイン]
お婆さん :
細胞の回復が衰えと共に機能が落ち、人間の殻と成り果てているも
同然の老婆の体からは考えられない程の俊敏な動きで
右へ、左へ、右へと旋回しながら、距離を言葉の発する余裕を得られない内に詰められる。
[メイン]
溝呂木アリス :
「老人のくせに随分と速いな!」
首を左右に振りながら
[メイン] 水原 璃良 : 「……いやこれ無理ですね当たりませんよ」銃口を向ける側から異なる方向に行かれる始末 躱されているのではないが、そもそも当たらない事が確定している射撃をする意味がない
[メイン] 水原 璃良 : 仕方がないので効果の程は定かではないが威嚇射撃しつつ後方に飛びずさって距離を取る事を試みます
[メイン] 溝呂木アリス : 「素の状態じゃ流石に捉えられんか……仕方ない!」
[メイン]
お婆さん :
水原の放つ銃弾は、老婆の動く先を正確に狙い定め
地に当たり跳弾後の軌道すらも、老婆の肉体を貫こうとするものだが─────。
[メイン] お婆さん : ガキィィイイイイインッッ!!!
[メイン]
お婆さん :
金属音が鳴り響く。
老婆の長い爪によって、それはまるでビー玉のように、砕かれる。
[メイン] 水原 璃良 : 「……いやはや」
[メイン]
溝呂木アリス :
「なかなか鋭いようじゃが……どっちの爪が頑丈か勝負といくか!」
そこへ間髪入れず、破壊の爪で指先を尖らせたアリスが襲い掛かる
[メイン] 水原 璃良 : 「本気出したらピュアハヌマーンのジャームにも当てられる自信あるんですけどねっ…!」しょうがないから後方に飛び退る
[メイン]
お婆さん :
水原はその動きを見て、察することだろう。
超人的力を得た者による射撃能力を以ってすれば
当たらない、ということはほとんどない。
それがこの世界における、身を削り合う戦いの意味。
[メイン] お婆さん : ─────老婆の形を持つ怪物に宿るレネゲイドが許容値を越えているであろうこと。
[メイン] お婆さん : 「キヒィイイイイイイアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!」
[メイン]
お婆さん :
アリスの爪と、老婆の爪が重なり合うや否や、衝撃が民家を走らせる。
置いてある家具等が大きく吹き飛ばされ、年季の入った民家が
まるで地震が訪れたかのように、大きく揺れる。
[メイン] 水原 璃良 : 「こりゃあ…」
[メイン]
お婆さん :
UGNに所属するオーヴァードは、確かに人智を越えた力を得ている。
しかし……縛りを受けている。侵蝕率100%を越え過ぎないように、と。
[メイン] お婆さん : この制御の意思の有無は、単純に出力量に関わる。
[メイン]
お婆さん :
─────老婆が口を開くと、鋭く長細い牙が無数に……。
至近距離のアリスの視界に、それが見えることだろう。
[メイン] お婆さん : そして老婆の形をした怪物は、細い首元を狙い、歯を。
[メイン]
溝呂木アリス :
「うおおおおおお!」
老婆のお腹を蹴って無理やり距離を開ける
[メイン]
溝呂木アリス :
「クソッ! 速いし硬いしマジモンの化けもんじゃな、こいつは!」
慌てて身を引きながら
[メイン] フューネラル : 57+1d10 (57+1D10) > 57+8[8] > 65
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 57 → 65
[メイン] フューネラル : 直後、少女たち二名に老婆の意識が向いた間隙を縫うように。
[メイン] フューネラル : 老婆の背後、暗闇の中から、フューネラルの姿が躍り出す。
[メイン] フューネラル : その左手には、いつの間にやら持っている古めかしい刀が一本。
[メイン] フューネラル : 即座に鯉口を切り、躊躇うこと無く、その刃を老婆へと放つ。
[メイン] 水原 璃良 : 「フューさん!」
[メイン] フューネラル : 「出遅れまして!」
[メイン]
お婆さん :
その奇襲は、完璧であった。
生を受ける命であるならば、意識を複数に持つことなど、通常は不可能。
場慣れしたオーヴァード達による連携が、ここに決まる。
そこいらのジャームであれば、これにてとっぴんぱらりんぷう─────。
[メイン]
お婆さん :
ギ
ロ リ。
[メイン] お婆さん : 左目だけが独立して動き、反対側を向くように、ひん剥かれる。
[メイン] 溝呂木アリス : 「やったか!?」
[メイン] 水原 璃良 : 「これは…どうなんですか?」
[メイン] お婆さん : 鬼を討ち破る刀の切先は、老婆の衣服を突き、その肉体を─────。
[メイン] お婆さん : 口角を上げる怪物。
[メイン] お婆さん : ─────断たない。
[メイン] フューネラル : 「嘘でしょ……!」
[メイン] 水原 璃良 : 「わーマジですかぁ」
[メイン]
お婆さん :
まるでスローモーションのように、その刀が老婆の斬る和服を貫くも
肉体は、寸前で体を最小限の動きで横でずらし、回避行動を。
[メイン] お婆さん : ギュルリッ。
[メイン] お婆さん : 首が
[メイン] お婆さん : 180度を向く。
[メイン] 溝呂木アリス : 「ヤッバ……! 璃良、フュー! 今度こそ退くぞ!!」
[メイン] フューネラル : 「……っ」
[メイン] お婆さん : 肉を寸断させるには十分過ぎる程の牙が、口の中に並ぶ。
[メイン] フューネラル : アリスの指示に従い、すぐにその場から飛び退く。無策でなんとかなる相手じゃあない。
[メイン] お婆さん : 一度放り込まれれば、骨をも砕き、赤を散らすのみになるは、明らかであったが─────。
[メイン] 水原 璃良 : 「てったいてったーい!」追いすがってくる方向にてきかくに弾丸を放ちながら三人の逃走経路を確保して逃げおおせる
[メイン] : ガタッガタッガタッガタッガタッガタッ!!!
[メイン] : 激しいラップ音。
[メイン] : 撤退する3人の通った道に、棚が次々に倒れていく。
[メイン] : 後方に見える老婆の姿は、埃が撒かれ、見えなくなる。
[メイン]
溝呂木アリス :
「マジかよ……妾より強いババア初めて見たわ」
小屋から離れて地面に腰を落とし
[メイン] 水原 璃良 : 「支部長はババァってほどじゃないでしょう」
[メイン] フューネラル : 「そもそも、さっき全然ババァっぽくない喋り方してましたよね?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「ふん……形(なり)は童女とはいえ、妾は黒船来航も目撃した由緒ある古代種よ……。そして喋り方は気にするでない」
[メイン] 水原 璃良 : 「………………………なるほど」
[メイン] フューネラル : 「絶対嘘でしょ……まぁ、それは今はいいとして」
[メイン] 溝呂木アリス : 「レネゲイドなら何とかなるって豪語しといて何ともできてないぞお主」
[メイン] フューネラル : 這々の体で逃げ出してきた小屋に視線を向け、ため息をつく。いつのまにか、刀は持っていなかった。両手とも空手である。
[メイン] フューネラル : 「いや、調べるっていったじゃないですか、だから」
[メイン] 溝呂木アリス : 「それでご自慢の刀まで失くしてどうする。見たところあれお主の切り札じゃろ」
[メイン] フューネラル : 「あれは仕舞っただけなのでご安心を」
[メイン] 溝呂木アリス : 「なんじゃ妾はてっきり慌てて落としてきたのかと……」
[メイン] 水原 璃良 : 「まあとりあえず… なんでこんな事になってるのか調べないといけませんね」
[メイン] フューネラル : 「そこまでうっかりさんに見えます俺……? それはそうと、現状に関しては水原さんの言うとおりですね」
[メイン] フューネラル : 「あの手応えはどうにも妙でしたし」
[メイン] 溝呂木アリス : 「何がきっかけで覚醒するかは人それぞれじゃが……こんな辺鄙な山奥で急にあれだけのオーヴァードが覚醒するなんて普通ありえんじゃろ」
[メイン] フューネラル : 「俺も同意見です。なにより、普通のジャームというより、何かしらのレネゲイド的な干渉を感じましたしね」
[メイン] 水原 璃良 : 「姥捨山だった… って話でしたし、そこらへんが何か関係してそうですけど」
[メイン] フューネラル : 「調べてみましょう。一先ず、手ぶらで下山というわけには行きませんね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「洗い出すなら、この山の姥捨て山伝説と二か月前の最初の行方不明者あたり……か」
[メイン] フューネラル : 「あのお婆さんと小屋自体を調べる必要もありそうですね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「婆さんに関してはさっき係累がいないと聞いたが……」
[メイン] フューネラル : 「あの有様を見たあとだと、お婆さん個人のいうことだけ鵜呑みにも出来ませんね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「うむ……では璃良頼むぞ」
[メイン] フューネラル : 「行方不明者に関してはまるっきり情報が集まってませんし、ゆっくりもできませんね」
[メイン] 水原 璃良 : 「いや支部長も頑張って下さいよ、私リィラと交信しすぎて結構疲れてるんですよ?」
[メイン]
溝呂木アリス :
「お主の力があればわざわざ下山せずともここで情報を調べられるじゃろう」
アンテナモジュールの存在を示し
[メイン] 水原 璃良 : 「まあそれはそうですけど」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そして行方不明者に関しては……スマンが今は後回しじゃ」
[メイン] 溝呂木アリス : さっきの老婆の発言から薄々察するも今は黙っておくことにした
[メイン] フューネラル : 「まぁ脅威が目前に迫ってますからね。まずはそっちに対処するのは賢明かと思われます」
[メイン] 水原 璃良 : じゃあとりあえず
[メイン]
水原 璃良 :
>山小屋の不可解な怪奇現象は?
これについて調べてみるだろ
[メイン] 溝呂木アリス : 御願いします
[メイン] 水原 璃良 : でこう
[メイン] 水原 璃良 : リィラに玄関で音を立てて気を引かせた隙に裏口に回って
[メイン] 水原 璃良 : …みたいな感じで調べてボーナスもらえないかな
[メイン] GM : いいよ、じゃあ達成値+1あげる
[メイン] 水原 璃良 : うわ!ありがとう!
[メイン] 水原 璃良 : じゃあオリジン使って… あ、再登場要る?
[メイン] GM : いやこのシーンではまだメジャーアクション使ってないはず
[メイン] 水原 璃良 : わかった
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 91 → 93
[メイン] 水原 璃良 : では情報UGNで判定
[メイン] 水原 璃良 : 6dx+3 (6DX10+3) > 8[1,2,4,6,8,8]+3 > 11
[メイン] GM :
[メイン] 水原 璃良 : あっえーとさらに+1して
[メイン] 溝呂木アリス : 財産点使っても13か…
[メイン] 水原 璃良 : 財産使っても足りないな…
[メイン] GM : まぁーー、じゃあ……とりあえず温情で
[メイン] 水原 璃良 : あ、いや
[メイン] 水原 璃良 : オリジンレベル2だった、+4で15で足りてただろ
[メイン] 水原 璃良 : 自分のビルドの事すら把握できてない
[メイン] GM : わかった、じゃあ問題ない
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・山小屋の不可解な怪奇現象は?
─────その存在は、すぐ近くにいた。
ここに長く滞在しているあなた達なら、徐々に分かってくるだろう。
それは、レネゲイドとの親和性を持つ、ウロボロスのシンドロームの存在。
あなた達の体に宿るレネゲイドと共鳴する故に、違和感らしい違和感を抱かない。
まるでそこにいるのが当然かのように。普段は盲点として存在していたように。
[メイン] GM : ほら、今も
[メイン] GM :
[メイン] ■■ : ─────立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ立チ去レ
[メイン] :
[メイン] 水原 璃良 : 「ウロボロス… つまり私達のレネゲイドに潜伏するような感じだったから気づけなかったと… っていうか怖ッ」って感じで報告
[メイン]
溝呂木アリス :
「やっぱ幽霊じゃん…………………………………………ウォッ!」
時間差でその存在に気づく
[メイン] フューネラル : 「まぁレネゲイド由来なら、EXレネゲイドみたいなものと思えば対処法もあるでしょう」
[メイン] 溝呂木アリス : 「あるの!? あるのこれ!?」
[メイン] 溝呂木アリス : 爪で虚空を引っ掻く
[メイン] フューネラル : 「ないかも知れませんけど、あるかないか調べるのが我々の仕事ですし……」
[メイン] : 何も無い。
[メイン] 水原 璃良 : 「カマイタチが自然現象だと分かって恐れられなくなるように、超常現象がレネゲイドだと分かって恐れられなくなっていく… 現代って感じですねぇ」
[メイン] フューネラル : 「ところで支部長、あのお婆さんと会話もしたんですよね? そうなると、何か今の情報などを鑑みて精査できそうなことはないですか?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「落ち着いとるようで何も解決案出してないからなお主ら!」
[メイン] フューネラル : 「まぁそれをこれから出すための情報収集ですし」
[メイン] 溝呂木アリス : 「……で、あの婆さんか。さっきわずかとはいえ刃を交えた仲、なんとなくわかることもある」
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 53 → 62
[メイン] フューネラル : 「おお、さすが年の功」
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] 水原 璃良 : 「というと?」
[メイン] 溝呂木アリス : というわけでさっき分の侵蝕率を上げてババアについて調べたいと思います。
[メイン] GM : 難易度は8
[メイン] 溝呂木アリス : 情報UGNで。ま、財産値あるしいけるでしょう
[メイン] 溝呂木アリス : (2+1)dx+1 【社会】 (3DX10+1) > 8[5,6,8]+1 > 9
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・お婆さんの謎について
あなた達が接した際には、レネゲイドは標準レベルであった。
つまりは、診断としては「非オーヴァード」である。《ワーディング》によって気を失ったことからも分かるだろう。
しかし、人格がジャームとして発現する《ファイトクラブ》という実例が存在し、今回の件はそれに当てはまる。
そして一戦交えたことで分かるだろう、敵対したジャームは《オリジン:レジェンド》と《オリジン:コロニー》の両方の性質を持っていた。
もちろんこれは珍しいことではない、オリジンを複数持つRBは存在する。
しかし今回で言えば、規模が違った。
《ファイトクラブ》として宿るジャームは、この姥捨て山で無念の内に死んでいった「餓死した老婆」の怨念が集い、形成されたものだからだ。
一体どこでそのジャームに乗っ取られたかは、現段階では分からない。
[メイン] GM :
[メイン] 溝呂木アリス : 「なんつーかあれじゃな。あの婆さんがジャームと言うよりはあの婆さんがジャームの器になってる感じじゃ」
[メイン] フューネラル : 「となると、どちらかというと被害者ですか」
[メイン] 水原 璃良 : 「ふむ…」
[メイン] 溝呂木アリス : 「まあそうだとは思うんじゃが……ジャームだけ狙って倒せるかというと……。そもそもさっきは正面から戦ってあのざまじゃしな」
[メイン] 水原 璃良 : 「じゃあやっぱり何か、ジャームの元になっている? 物を断たないとですか」
[メイン] フューネラル : 「どういう存在かわかったのなら、似たような前例をUGNのデータベースで検索すれば活路は見いだせるかも知れませんね」
[メイン] フューネラル : 「さっきは何もわからない状態でしたから我々みんな手をこまねいたわけですけど、機序がわかれば対応策も考えられるはずです」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうかのう……」
[メイン] フューネラル : 「まぁ、ダメだった場合は仕方ないので一度引きましょう」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうじゃな」
[メイン] 水原 璃良 : 「やるしかない、ですね…」
[メイン] フューネラル : 「撤退することも考えるとなると、行方不明者に関しては今すぐ調べる必要がありますね」
[メイン] フューネラル : 「すぐに助けないといけないかもしれませんから。こっちは悠長にしてもいられません」
[メイン] 溝呂木アリス : 「……ならば頼んだ」
[メイン] フューネラル : 「お任せください」
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : 二ヶ月前から行方不明者が出始めた理由は?&行方不明者の安否は?
[メイン] GM : 難易度15
[メイン] フューネラル : 無形の影にコンセントレイのせまーす
[メイン] フューネラル : 5dx@8 そらー (5DX8) > 10[1,2,4,7,8]+5[5] > 15
[メイン] フューネラル : はいぴったり
[メイン] 溝呂木アリス : じゃすと
[メイン] GM : すばらしい、そして無形の影か、ならちょうどいい
[メイン] GM :
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 65 → 71
[メイン] GM : ─────フューネラルの影は、魔の潜む民家へと伸びる。
[メイン] GM : 影を探知機能として用いることは、ウロボロスであれば用意だ。
[メイン] GM : そして………探知の途中。
[メイン] ■■ :
[メイン]
GM :
─────血まみれの少年が見えた、かと思えばそれは消え。
そして足元に、その影は「何かがある」と感じることだろう。
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
・行方不明者は?
土の中
[メイン] GM :
[メイン] フューネラル : 大きく、深く溜息をつく。
[メイン] 溝呂木アリス : 「……何かわかったか?」
[メイン] フューネラル : 「連続殺人鬼がいることがとりあえずわかりました」
[メイン] フューネラル : 「嘆かわしい話です」
[メイン] 溝呂木アリス : 「……そうか」
[メイン] 水原 璃良 : 「…………」
[メイン] フューネラル : 神妙な顔で、両手を合わせて、しばし黙祷する。
[メイン]
溝呂木アリス :
フューネラルに合わせて黙祷した後
「それでどうする?」
[メイン] フューネラル : 「……犠牲者をこれ以上出すわけにもいきません。なにより、土の中にいらっしゃる皆さんの供養がこのままでは出来ません。なんとか事態を収拾する術を考えましょう」
[メイン] 水原 璃良 : 「とはいえ問題はどうやってお婆さんの中に巣食うジャームを… そうですね、弱体化… するかという事ですが」
[メイン] 溝呂木アリス : 「とはいえ、行方不明者の詳細がわかった以上、急ぐ理由はなくなったじゃろう」
[メイン] 溝呂木アリス : 「一度退くのも手じゃ」
[メイン] フューネラル : 「その通りですね」
[メイン] フューネラル : 「お二人は、一度帰っても問題ないと思います」
[メイン] フューネラル : 「俺は残ります」
[メイン] 溝呂木アリス : 「なぜじゃ?」
[メイン] フューネラル : 「一つは、誰か一人は残ってここの状況を監視する必要があります。全員帰って、戻っている間に移動でもされたら面倒です」
[メイン] フューネラル : 「そして、もう一つは……」
[メイン] フューネラル : 苦笑しながら、頭を振って。
[メイン] フューネラル : 「個人的なこだわりですね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「こだわりねえ……」
[メイン] フューネラル : 「死者の供養のほうは、一応本業でもありますから」
[メイン] 水原 璃良 : 「なるほど。 ですがまぁ…」
[メイン] フューネラル : 「出来れば、最後までケツ持ちたいですからね。戻ったら最悪、大事なんで違う人達がいきまーすで帰される可能性もありますしね。俺、イリーガルですから」
[メイン] 水原 璃良 : 「それは強制じゃない、ですよね」
[メイン] フューネラル : 「まぁ、俺はイリーガルですから現場の裁量権も命令権もありませんからね」
[メイン] フューネラル : 「ただ、ここで戻る判断に関しては、それはそれでアリだとは思いますよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「お気持ちだけ、受け取っておきますわ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「一応聞いておくが勝算はあるのか?」
[メイン] フューネラル : 「いえ、今のところはまるっきり」
[メイン] フューネラル : ひらひらと両手を振る。
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………使えん男じゃ」
[メイン] フューネラル : 「まぁまぁ、使える奴は日常の方でもうちょっと仕事があるってもんですよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「璃良も……」視線をやって「帰る気はなさそうじゃな」
[メイン] 水原 璃良 : 「まあ、義理もないですけど」
[メイン] 水原 璃良 : 「どうやらあのお婆さんは本当にただの被害者のようですし、ならしょうがないかなって」
[メイン]
溝呂木アリス :
「はあ……」
小さくため息をついて
[メイン] 溝呂木アリス : 「仕方ない。妾も残るとするか」
[メイン] フューネラル : 「ははは、あんなに帰りたがってたのが嘘みたいですね、二人共」
[メイン] 水原 璃良 : 「帰るって言い出したらどうしようかと」
[メイン] フューネラル : ここに来るまでの道中を思い出して、気安く笑う。
[メイン] 溝呂木アリス : 「仕方ないじゃろ……」
[メイン] 水原 璃良 : 「当然です、本当にただのレネゲイドだって分かったわけですし」
[メイン] 溝呂木アリス : 「仕事じゃからな」
[メイン] フューネラル : 「まぁ、それなら、丁寧に調べてよかったってことで」
[メイン] フューネラル : 「続けて、丁寧な仕事やっていきますか」
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : middle 「鎮魂」 シーンプレイヤー:フューネラル 登場:任意
[メイン] フューネラル : 71+1d10 (71+1D10) > 71+3[3] > 74
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 71 → 74
[メイン] 溝呂木アリス : 62+1d10 登場/リザレクト (62+1D10) > 62+3[3] > 65
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 62 → 65
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : 一先ず山小屋の周囲を監視できる範囲で、場所を移すことにした。一箇所にずっといるのは相手に気取られる可能性もある。
[メイン] フューネラル : 山道の傍ら、たまたま見つけた地蔵の前に佇んで、一度、両手を合わせる。
[メイン] フューネラル : 「お騒がせしてすいませんね、まぁ、出来ればすぐ終わらせますんで」
[メイン] 溝呂木アリス : 「終わらせ方が見つからんのが目下の問題じゃがな。特攻覚悟でもう一回挑んでみるか?」
[メイン] 水原 璃良 : 「なんとか霊的なのを沈められればいいんですけど。それで解決する話ならですが」
[メイン] フューネラル : 「ガチで霊魂というわけではなく、レネゲイドの機序でこうなっている以上、まぁさっきもいった通り前例がある可能性があります。類似例は枚挙に暇がないでしょう」
[メイン] フューネラル : 「一度、UGNのデータベースを漁ってみるのは手かもしれませんね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「璃良のおかげでwi-fiは繋がるしな」
[メイン] 水原 璃良 : 「ハイパワー無線LAN」
[メイン] フューネラル : 「助かりますよね。まぁ、それこそ、死者に関するあれこれなら、面影島事件とかもあったわけですし、RBに関わっているみたいですから」
[メイン] フューネラル : 「霊がもとになってるRBなんてそれこそ一杯いますし、そのへんからあたってみますか」
[メイン] フューネラル : 「二ヶ月前に何があったかとかも含めて調べれば、何かわかるかも知れません」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうか。では頼むぞ」
[メイン] フューネラル : 「おまかせを、あと、お二人よろしければ、待ってる間にこれ頼めますかね」
[メイン] フューネラル : そういって、ライターと線香を渡す。
[メイン] フューネラル : 「ちょうどよくお地蔵様ありますし。まぁ宗教的な問題があるとかなら、無理にとはいいませんけど」
[メイン] 溝呂木アリス : 「うちは無宗教みたいなもんだからかまわんが……随分と生真面目な男じゃな」
[メイン] 水原 璃良 : 「無神論者なもので」しゅぼっと点火して供えましょう
[メイン] フューネラル : 「死者が出てますからね」
[メイン] フューネラル : 「こういう仕事している以上、こういうことに無感動でいるのは、無責任だと俺は思いますから」
[メイン]
■■ :
─────視線。またあの少年。
しかし、何もしない。ただあなた達を見ているだけ。
[メイン] : そして瞬きをすれば、消えている。
[メイン] フューネラル : それに対して、また両手を合わせ「……間に合わなくてすいません、できる限りの供養はします」と呟く。
[メイン] 溝呂木アリス : 「そうか。そこはお主の価値観だからとやかくは言うつもりはないが……」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾はあくまで死者より生者を優先させてもらうからの」
[メイン] フューネラル : 「勿論、俺もそのつもりですよ」
[メイン] フューネラル : 「まぁだからこそ、死には慣れないようにしたいだけです」
[メイン] フューネラル : 「うなるほど人が死ぬし、なんならこっちが殺すこともよくある仕事ですけど」
[メイン] 水原 璃良 : 「んー…… ノーコメントで」
[メイン] フューネラル : 「だからってそれに慣れちゃったら、もうそりゃおしまいですからね」
[メイン]
溝呂木アリス :
「勝算なしで残った男の言葉と思えんが……まあいい。とっとと調べといてくれ」
そう言いながら線香を供えていく
[メイン] フューネラル : そう、肩を竦める。
[メイン] フューネラル : 「まぁまぁ、勝算はこれから探すってことで。それに勝算がなくても体張るのが、頑丈なオーヴァードの仕事ですよ」
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : というわけで、二ヶ月前に何があったのか調べますかね。ついでに類似の前例とかも探して、解法に繋がりそうな手段を探したいです
[メイン] GM : 8
[メイン] フューネラル : 情報UGNでいきます
[メイン] フューネラル : 無形コンセ
[メイン] フューネラル : 5DX (5DX8) > 10[1,2,5,6,8]+5[5] > 15
[メイン] GM :
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 74 → 80
[メイン]
GM :
・UGNデータベースより
この波捨山における、2ヶ月範囲内での手掛かりになるような出来事は、何一つとして存在しない。
なお、《ファイトクラブ》を持つジャームへの、一般的な対処法としては以下が挙げられる。
① 対象が非オーヴァード、あるいは非ジャームのオーヴァードであった場合、捕縛をし、遺産管理局へ通達し、鬼切りの太刀による処置を行うことで、人格のジャームを断ち切る。
② 対象の発生原因を特定し、それを食い止める。原因究明の手掛かりになるものとしては、ジャームの衝動が挙げられるだろう。そこに人格形成のキッカケが存在しているからだ。また、事例としてその衝動を行なわせないように監禁することで、《ファイトクラブ》が自然消滅したといったものもある。《ファイトクラブ》とは、その者に何かしらの付け入る隙が生まれたことによって発現する人格ジャームであるため、その隙を埋めることでレネゲイドが収まることもある。
[メイン] GM :
[メイン] フューネラル : 「発生原因の特定をしようにも手掛かりはなし、ってところですか」
[メイン] フューネラル : 「そうなると」
[メイン] フューネラル : 虚空に視線を向ける。丁度、先程、少年が消えたあたりに視線を向けて。
[メイン] フューネラル : 「関係者に話を聞いてみますか」
[メイン] 溝呂木アリス : 「関係者?」
[メイン] ■■ : ─────いる。
[メイン] ■■ : そして、口を開けば、また。
[メイン] ■■ : 立チ去レ。消エロ。
[メイン] フューネラル : 「どうも、こんばんは」
[メイン] ■■ : フューネラルが、少年へと顔を向けると。
[メイン] ■■ : 影を纏う少年の顔に、月明かりが照らされる。
[メイン] ■■ : 「─────」
[メイン] ■■ : 血塗れで、色白な少年がそこにただ立ち、虚ろな眼を向けていた。
[メイン] 水原 璃良 : 「これは…たまに見えていた子…」
[メイン] 溝呂木アリス : 「――」明らかに姿を見せた少年に思わず息を呑む
[メイン] フューネラル : レネゲイドはときに死者を呼び起こす。で、ある以上は……レネゲイドを用いてコミュニケーションも取れるのではないか。
[メイン] フューネラル : 元が死人のオーヴァードなど、それこそ腐るほど見てきた。彼が例外であるかどうかは、まだ試していない。
[メイン] フューネラル : 「我々を帰らせようとしていた理由、出来ればお聞かせ願えますか?」
[メイン] ■■ : 「………………………………………」
[メイン] フューネラル : 今回の事件の機序だけを考えるなら、あの老婆についているジャームは明らかに新たな犠牲者を欲していた。
[メイン] ■■ : 虚ろな目から、血の涙が、白い肌を伝っていきながら。
[メイン] ■■ : 「…………キ、ケ、ン」
[メイン] ■■ : そしてゆっくりと腕を動かすと……下山へと繋がる道を、指差した。
[メイン] フューネラル : なら、むしろ、あのジャームの影響下にあるとすれば……追い返すというのはどうにもおかしい。
[メイン] ■■ : 「─────立チ─────去レ」
[メイン] フューネラル : 「君はそうして、新たな犠牲者が出ることをできる限り抑止しようとしてくれていたわけですか」
[メイン] ■■ : 「…………………………」
[メイン]
■■ :
ボタ。ボタ。ボタ。
赤色の涙が、地面に落ちていく。
[メイン] ■■ : 「…………僕……言ウ、コト……聞イテ……クレ………ナイ」
[メイン] フューネラル : 「安心してください、それを何とかするために俺たちはここまで来ました」
[メイン] フューネラル : 「出来れば、詳しいお話を聞かせていただけますか?」
[メイン] ■■ : 虚ろな目で、見つめ続け。
[メイン] ■■ : 「……………………………………」
[メイン] ■■ : 「…………食ベ……ラレ、ル」
[メイン] ■■ : 「………逃ゲ…………ロ」
[メイン] 水原 璃良 : 「なるほど」
[メイン]
溝呂木アリス :
「それができないから困ってるんじゃが……」
そして何かに気づいたかのように
「ああ、あれか」
[メイン]
:
ガタッガタッガタッガタッガタッガタッ!!!
激しいラップ音。
撤退する3人の通った道に、棚が次々に倒れていく。
[メイン] 溝呂木アリス : 「あの時助けてくれたのが、あんたか」
[メイン] ■■ : 「……………………………」
[メイン] ■■ : 虚ろな眼を、ゆっくりとアリスへと向け。
[メイン] ■■ : 「………………」
[メイン] ■■ : ガク。ガク。と折れた首を動かすように、頷く。
[メイン]
溝呂木アリス :
軽く頭をかいて
「ご忠告痛み入るがあいにくとこのまま尻尾を巻いて逃げるわけには行かなくてのう」
[メイン] 溝呂木アリス : 「どちらかというとあれを止める方法が知りたいんじゃが」
[メイン] ■■ : 「……………………………………閉ジ……込メ、ル」
[メイン] ■■ : 「………食事……サセ……ナイ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「?」
[メイン]
溝呂木アリス :
「ふむ……」
顎に手を当てて
[メイン] ■■ : 「………僕………アイ……ツ……閉ジ……込メ……ル」
[メイン] フューネラル : 「飢餓衝動のジャームであることは、情報からも明白ですし……なるほど、それに気付いたんですね」
[メイン] ■■ : すると血塗れの少年は、ゆっくりと腕を上げると。
[メイン]
■■ :
─────あなた達は、気がつくだろう。
この少年に宿すレネゲイドは既に……侵蝕率100%を優に超えている。
この少年もまた、ジャームと見なせるであろう。
[メイン] ■■ : 少年の手のひらにある空間が、ぐにゃりと、歪み始める。
[メイン] ■■ : 「……………足リ……無イ………デモ………ヤ、ル」
[メイン] 水原 璃良 : 「だ…大丈夫…?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「……わかった。死者に鞭打ちたくはないが、もう少しだけ頑張ってくれ」
[メイン] ■■ : 「……………………………」
[メイン] 溝呂木アリス : 「代わりに――――仇は必ず取る」
[メイン]
■■ :
水原の問いには、何も応えなかった。
体を蝕んでいるのは、火を見るよりも明らかであろう。
[メイン] ■■ : 「…………!」
[メイン]
■■ :
「…………カタ……キ……」
ガク。と首を傾げながら。
[メイン] 溝呂木アリス : 「ああ……」
[メイン] 溝呂木アリス : それからフューネラルの方を見て
[メイン] 溝呂木アリス : 「先ほども言ったが改めて言わせてもらうぞ」
[メイン] フューネラル : 「なんですか?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「妾はあくまで死者より生者を優先するからの」
[メイン] フューネラル : 「勿論、俺も改めて言いますが、そのつもりですよ」
[メイン] フューネラル : 「ですが」
[メイン] フューネラル : 再び、懐から取り出した線香に……ライターで火を付けて。
[メイン] フューネラル : そっと、少年の前に一本刺して、両手を合わせる。
[メイン] ■■ : 「………………!!」
[メイン] ■■ : 驚いているのか?ボタ、ボタ。と血が少し垂れる。
[メイン] フューネラル : 「彼は、我々UGNが救えなかった死者です」
[メイン] フューネラル : 「間に合わなかった。それを……俺はここに謝罪します」
[メイン] フューネラル : 「本当に……申し訳ありませんでした」
[メイン] フューネラル : 「その犠牲は……無駄にはしません」
[メイン] ■■ : 「………………………………」
[メイン]
■■ :
少年は、じっと見つめていた。
そして言葉を……噛みしめていた。
[メイン] ■■ : 「…………帰……ラナ……イ……?」
[メイン] フューネラル : 「ええ」
[メイン] フューネラル : 「頑張ってくれた人の労いも、弔いも」
[メイン] フューネラル : 「まだ、済んでいませんからね」
[メイン] フューネラル : 「……君の死を、俺は無駄にしません」
[メイン] フューネラル : 「今まで、よく頑張ってくれました」
[メイン] フューネラル : 「ありがとうございます、ここからは、我々にお任せください」
[メイン] ■■ : ポタ。ポタ。ポタ。ポタ。ポタ。
[メイン] ■■ : 真っ黒な、虚ろな目から零れる赤い涙が、止まらない。
[メイン] 水原 璃良 : 「…………」
[メイン] フューネラル : 再び黙祷を捧げ、せめてもの冥福を祈ってから。
[メイン] フューネラル : いつのまにか左手に持っていた刀の鍔を鳴らして、民家に向かう。
[メイン] フューネラル : 「すいません、俺行きます」
[メイン] ■■ : 「─────待、テ」
[メイン] フューネラル : 視線を向けて、話を聞く。
[メイン] ■■ : そして、少年は、ゆっくりと腕を上げ……レネゲイドを、その手のひらに集中させると………。
[メイン] ■■ : ─────無念を、託すように。
[メイン] フューネラル : にやりと、笑みを浮かべて。
[メイン] フューネラル : 「勝算もできましたね」
[メイン] フューネラル : いや、理屈でいうなら、これが勝算になるとはいえない。ジャームの力がそれでも上回る可能性はある。
[メイン] フューネラル : 本当に、本当に安牌をとるなら……ここら一体を封鎖して、兵糧攻めしてやったほうがおそらくは確実だろう。
[メイン] フューネラル : この少年がやろうとしていたことはそれだった。UGNの力を使えば、その引き継ぎはきっとできる。
[メイン] フューネラル : しかし。
[メイン] フューネラル : 「四十九日くらいには、せめて間に合わせたいですからね」
[メイン] フューネラル : 「つーわけで、安全策としては、ここで帰って封鎖が無難だと思いますけど、個人的なこだわりで俺は行きますが」
[メイン] フューネラル : 「お二人どうします?」
[メイン] 水原 璃良 : 「ひとつ」
[メイン]
溝呂木アリス :
「ん?」
璃良の発言に反応して
[メイン] 水原 璃良 : 「死者を思うのは結構ですけど、あんまり肩入れしすぎるのもよくありませんよ」
[メイン] フューネラル : きょとんとした顔で、それを聞いてから、にやぁと笑って。
[メイン] フューネラル : 「もしかして、心配してくれてます?」
[メイン] 水原 璃良 : 「別に、ただ」
[メイン] 水原 璃良 : 「カッコ良かったとは思ってます」
[メイン] 溝呂木アリス : 「惚れたか?」
[メイン] フューネラル : 「嬉しいですねー、男の子なんで、カッコつけたいお年頃なんですよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「寝言は寝て言って下さい」
[メイン] 水原 璃良 : これは支部長に
[メイン] 溝呂木アリス : 「く~ん」
[メイン] 溝呂木アリス : (ま……水原の言うことにも一理あるが、それはフューネラルの問題か)
[メイン] 溝呂木アリス : 「じゃあぼちぼち行くとするかのう」
[メイン] 水原 璃良 : 「了解!」
[メイン] フューネラル : 「そうしましょうか、これ以上の犠牲者は……生者も死者も出すわけにはいきませんからね」
[メイン] フューネラル : 「きっちりお仕事しましょうか」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : climax『Be off』 登場:任意
[メイン] 溝呂木アリス : 65+1d10 登場/リザレクト (65+1D10) > 65+2[2] > 67
[メイン] 水原 璃良 : 93+1d10 (93+1D10) > 93+6[6] > 99
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 93 → 99
[メイン] フューネラル : 80+1d10 (80+1D10) > 80+9[9] > 89
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 80 → 89
[メイン] GM :
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 65 → 67
[メイン] フューネラル : 「じゃ、荒事になっちゃいましたし」
[メイン] フューネラル : 「先陣は支部長、お得意の物理でお任せしても?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「ああ。正体がわかればどうとでもなろう」
[メイン] 溝呂木アリス : 「……それじゃあ本気を出すかのう」
[メイン] 水原 璃良 : 「お手波拝見ですね」
[メイン] 溝呂木アリス : 67+8d10 ジェネシフト (67+8D10) > 67+34[6,2,6,3,1,3,4,9] > 101
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 67 → 101
[メイン] お婆さん : ─────埃に塗れ、薄暗い小屋の奥で光る、二つの赤。
[メイン] お婆さん : 「ソコニイタカアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」
[メイン] お婆さん : 老婆の姿をした怪異は、咆哮する。
[メイン] お婆さん : 衝動判定 難易度12で
[メイン] 水原 璃良 : これも補正かかる感じ?
[メイン] お婆さん : かかる
[メイン] 水原 璃良 : 44dx4+44 すごい (44DX4+44) > 10[1,1,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,2,2,2,3,3,3,3,3,3,4,5,5,5,5,6,6,6,7,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,5,5,5,6,6,7,9,9,9,10,10]+10[1,3,4,5,5,6,6,7,10,10,10]+10[2,3,3,3,3,4,5,9,9]+10[4,6,6,10]+10[1,2,4,9]+10[9,9]+10[4,10]+10[3,7]+10[4]+10[10]+3[3]+44 > 167
[メイン] 溝呂木アリス : 44dx4+44 (44DX4+44) > 10[1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,5,6,6,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,2,3,3,3,4,4,5,5,6,6,6,6,6,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10]+10[2,2,2,3,3,3,3,4,4,5,5,7,7,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,6,6,8,8,9,9,9,9,10]+10[1,2,3,3,4,5,9,9,10]+10[3,3,4,5,8]+10[1,6,10]+10[3,8]+3[3]+44 > 127
[メイン] フューネラル : 判定放棄で
[メイン] フューネラル : まぁ向こうも好きで死んだわけでなし
[メイン] フューネラル : 八つ当たりくらいは請け負いましょう
[メイン] 溝呂木アリス : 101+2d10 衝動判定 (101+2D10) > 101+8[1,7] > 109
[メイン] フューネラル : というわけで暴走
[メイン] フューネラル : 89+2d10 (89+2D10) > 89+17[9,8] > 106
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 89 → 106
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 101 → 109
[メイン] 水原 璃良 : 99+2d10 (99+2D10) > 99+3[2,1] > 102
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 99 → 102
[メイン] GM :
[メイン] GM : 戦闘開始
[メイン]
GM :
老婆との距離は10m、PCは同エンゲージ
セットアッププロセス
[メイン] 溝呂木アリス : セットアップは何も
[メイン] フューネラル : 螺旋の悪魔
[メイン] 水原 璃良 : なし
[メイン] フューネラル : 極限暴走の効果で背徳の理と破壊の渦動も発動
[メイン]
GM :
ではイニシアチブプロセス
割り込みが無ければ、老婆の手番
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 106 → 119
[メイン] 溝呂木アリス : ないです
[メイン] フューネラル : なし
[メイン] 水原 璃良 : なし
[メイン] お婆さん : 66dx6 コンボ『いただきます』 命中判定 対象PC全員 (66DX6) > 10[1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,7,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,3,3,3,4,4,5,5,6,6,6,7,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,6,6,8]+10[1,4,10]+3[3] > 43
[メイン] 溝呂木アリス : ドッジ
[メイン] 水原 璃良 : 44dx4+44ドッジ
[メイン] 水原 璃良 : 44dx4+44 (44DX4+44) > 10[1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,6,6,6,6,7,7,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,5,5,5,6,7,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,10,10]+10[1,1,1,3,4,4,5,5,6,6,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,2,3,3,4,4,5,5,5,7,8,9,9,10]+10[2,2,3,4,5,7,7,9,10,10]+10[3,4,8,8,8,9,10]+10[2,6,8,9,9,10]+10[1,2,3,3,5]+10[8]+10[6]+3[3]+44 > 147
[メイン] 溝呂木アリス : 44dx4+44 (44DX4+44) > 10[1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,8,8,8,8,9,9,10,10]+10[1,1,3,3,3,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,8,8,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,2,3,4,4,5,5,6,7,7,8,8,8,8,9,10,10]+10[1,1,6,6,7,7,8,8,8,9,10,10,10,10]+10[2,2,3,4,5,6,6,6,8,8,10,10]+10[3,3,6,6,7,8,10,10,10]+10[1,2,3,4,4,7,9]+10[1,1,9,10]+10[1,10]+1[1]+44 > 135
[メイン] お婆さん : 44d+666 ダメージ (44D10+666) > 249[5,5,10,5,8,6,7,10,9,9,7,5,1,2,7,2,2,4,8,1,9,7,7,9,2,5,3,10,3,10,5,5,1,1,6,9,6,8,5,1,5,9,5,5]+666 > 915
[メイン] お婆さん : 「─────グガアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!」
[メイン] フューネラル : 暴走中につきリアクション不可
[メイン] お婆さん : 老婆は一瞬にして、あなた達の背後を過ぎ去っていた。
[メイン] フューネラル : ロイス取得
[メイン] お婆さん : その口には、鮮血が。
[メイン] お婆さん : ぐちゃり、ぐちゃりと、咀嚼をしながら、後ろを向く。
[メイン] フューネラル : 『姥捨山の怨霊達』 同情/無念○ 「死にたくて死んだわけでもないですよね」
[メイン] フューネラル : 昇華
[メイン] フューネラル : 体を食いちぎられ、ぐらりと、体が崩れ落ちる。
[メイン] フューネラル : しかし。
[メイン] フューネラル : 「すいませんね、俺、食えない男って奴に憧れてまして」
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] ロイス : 2 → 6
[メイン] フューネラル : にやりと、笑って。
[メイン] お婆さん : 「……………ッ……!?」
[メイン] 水原 璃良 : 「………見えたっ!」拳銃を盾にして攻撃を受け流しそのまま空中に飛び上がる
[メイン]
お婆さん :
感触はあった、一命を奪った。
しかし─────そこに立っていたことに、目を見開く隙に……。
[メイン] GM : 水原の手番
[メイン] フューネラル : 「水原さん、ちょっと血流しすぎてふらふらしてるんで、お先たのめます?」
[メイン] 水原 璃良 : 「分かりました……行きます」
[メイン] 水原 璃良 : という事で手番 一応メジャーコンボ:《サイバー・ブラックアウト》で攻撃 エフェクトとかないと締まらないし
[メイン] 水原 璃良 : 44dx4+44 命中 (44DX4+44) > 10[1,1,1,1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,5,5,6,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,10,10,10]+10[1,1,1,1,2,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,9,10]+10[1,1,1,2,2,2,3,3,4,4,5,5,6,7,8,8,8,9,10,10,10,10]+10[1,2,3,3,3,4,5,5,5,6,7,9,9,10]+10[2,3,4,6,6,8,9,10,10]+10[2,6,6,6,8,8,9]+10[2,3,3,4,6,9]+10[2,2,6]+10[10]+10[9]+10[6]+10[8]+10[6]+3[3]+44 > 177
[メイン] お婆さん : 66dx6 ドッジ (66DX6) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,5,5,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,7,7,7,7,8,8,9,9,9,9,9,10]+10[1,2,2,3,4,6,7,7,9,9,10,10]+10[1,1,6,7,8,8,9]+10[5,6,7,7,8]+10[3,5,5,8]+2[2] > 62
[メイン] 水原 璃良 : 18d10+444 DXじゃないみたい (18D10+444) > 92[9,4,3,2,8,4,6,6,7,2,2,5,7,7,10,2,5,3]+444 > 536
[メイン] お婆さん : 装甲値 66
[メイン] system : [ お婆さん ] HP : 1000 → 520
[メイン] 水原 璃良 : 「でありゃあああああ!」飛び上がった姿勢のまま拳銃を乱射 そして
[メイン] 水原 璃良 : 「地面にも磁力は あるっ!」地面の土やその他の要因により生じている僅かな磁力をブラックドッグで増強し強引に加速しながら地面に着地しつつ、すれ違い様に拳銃で老婆を何度も殴りつける
[メイン] お婆さん : 「─────ッッッ!?」
[メイン] 水原 璃良 : 「っていうかどんな怪獣大決戦っ…!? 慎ましやかなオーヴァードなのに…」
[メイン]
お婆さん :
その動きは、先程戦ったはずの少女とはまるで別人。
赤黒い眼を独立させ、ギョロギョロと攻撃を予測しようとするも。
[メイン] お婆さん : 「グガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!」
[メイン] お婆さん : その一撃は、老婆を吹き飛ばした。
[メイン] GM : フューネラルの手番
[メイン] フューネラル : 待機で
[メイン] GM : やりおる…
[メイン] GM : アリスの手番
[メイン] 溝呂木アリス : せやろな
[メイン] 溝呂木アリス : 「充分挙げたと思ったがまだ足りないか。なかなか上手くゆかんものじゃのう」
[メイン] 溝呂木アリス : そう言ってレネゲイドをさらに上昇させる
[メイン] 溝呂木アリス : 109+5d10 マイナーでジェネシフト (109+5D10) > 109+23[5,5,1,5,7] > 132
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 109 → 132
[メイン] 溝呂木アリス : 「……これぐらいあれば大丈夫か」
[メイン] 溝呂木アリス : ただでさえ高まってた侵蝕値をさらに上げる。それはオーヴァードとしては本来自殺行為にも繋がるものだが……
[メイン] 溝呂木アリス : 「こうなった以上逃げ場はない。慈悲もない。吹き飛べ」
[メイン] 溝呂木アリス : メジャー 《コンセントレイト・ノイマン》+《マシラのごとく》+《コンバットシステム》+《戦神の祝福》+《神速の鼓動》
[メイン] 溝呂木アリス :
[メイン] system : [ 水原 璃良 ] 侵蝕率 : 102 → 114
[メイン] 溝呂木アリス : +《フラットシフト》
[メイン] 溝呂木アリス :
[メイン] 溝呂木アリス : 44dx4+44 (44DX4+44) > 10[1,2,2,2,3,3,4,4,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,9,9,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,1,2,2,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,7,7,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,3,5,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,9,9,9,9,10,10,10,10]+10[1,1,3,4,4,4,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,7,7,8,8,10,10]+10[1,1,2,2,2,3,4,4,4,4,5,5,5,7,7,8,9,9,10]+10[1,2,2,2,2,3,3,4,5,6,6,8,8]+10[1,2,6,6,8,8]+10[1,2,3,10]+10[6]+10[4]+10[7]+10[10]+3[3]+44 > 167
[メイン] お婆さん : 66dx6 ドッジ (66DX6) > 10[1,1,1,1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,5,5,5,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10,10,10]+10[1,2,2,3,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,9,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,2,2,2,3,4,5,5,7,7,7,7,8,8,9,9,10,10]+10[1,2,2,2,5,5,5,7,9,10]+10[1,7,8]+10[1,6]+1[1] > 61
[メイン] 溝呂木アリス : 17d10+444 (17D10+444) > 97[9,3,3,5,6,10,9,3,3,3,6,10,2,4,9,5,7]+444 > 541
[メイン] お婆さん : 装甲値66
[メイン] system : [ お婆さん ] HP : 520 → 45
[メイン] 溝呂木アリス : 溝呂木アリスが全霊を籠めて放ったのは、視界に入る標的全てに衝撃を叩きこむ必殺の一撃!
[メイン] 溝呂木アリス : その場から一歩も動かず老婆の肉体に衝撃を叩き込む
[メイン] お婆さん : その動きを捉えようと、体を曲げるも─────
[メイン] お婆さん : 「………ッッッ!?!?」
[メイン] お婆さん : 拳は、届いていたッ!?
[メイン] お婆さん : 「グギャアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!?!?!」
[メイン]
溝呂木アリス :
「あいにく、さっきは全力じゃなくてのう……まあ爪がなければトドメには至らんか……」
あれほどの大出力を放ったにもかかわらずケロリとした顔で
[メイン] 溝呂木アリス : 「さてフューネラル……切り札の見せどころじゃぞ」
[メイン] フューネラル : 「はい、任せてください」
[メイン] フューネラル : そういって、構えた刀の鯉口を切り。
[メイン] フューネラル : 前に、出る。
[メイン] GM : ─────フューネラルの手番。
[メイン] 水原 璃良 : 「………」
[メイン] お婆さん : 老婆はもう既に、瀕死状態も同然であった。
[メイン] フューネラル : マイナーで戦闘移動してエンゲージ。
[メイン] お婆さん : 血反吐を吐きながら、憎悪を込めるように、迫る男を睨み。
[メイン] フューネラル : 「まぁ、そう睨まないでくださいよ」
[メイン] お婆さん : 威嚇するように、無数の牙を剥き出しにする。
[メイン] フューネラル : 「俺もご老人いじめる趣味はありませんし」
[メイン] フューネラル : 「それに、これ以上」
[メイン] フューネラル : ロイス取得
[メイン] フューネラル : 『犠牲者の霊』 同情/悔恨○ 「犠牲はどこにも出すべきじゃないですよ」
[メイン] フューネラル : 『水原 璃良』 ○信頼/不安 「心配してくれる仲間もいますし」
[メイン] フューネラル : 『溝呂木アリス』 ○信頼/不安 「頼れる先輩もいますんで」
[メイン] system : [ フューネラル ] ロイス : 2 → 5
[メイン] フューネラル : タイタス昇華
[メイン] フューネラル : 犠牲者の霊
[メイン] system : [ フューネラル ] ロイス : 5 → 4
[メイン] フューネラル : 不利効果の解除を宣言
[メイン] フューネラル : 俺はこのバフは「無理させてるな」と思って不利な効果だと感じてるんで解除します
[メイン] GM : なにぃいいいいい~~~~~~~~~~~~!?!?!!!?!
[メイン] GM : わかった…認めよう
[メイン] フューネラル : コンボ 「レクイエム」
[メイン] フューネラル : 無形+コンセ+散滅の腕
[メイン] フューネラル : 19dx (19DX7) > 10[2,2,2,2,3,3,4,5,5,5,5,6,6,6,6,7,7,7,8]+10[2,3,4,10]+5[5] > 25
[メイン] お婆さん : 66dx6 ドッジ (66DX6) > 10[1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,2,2,3,3,3,3,3,3,3,3,4,4,4,4,4,4,5,5,5,5,5,6,6,6,6,6,6,6,6,6,7,7,7,7,7,7,7,7,8,8,8,8,8,9,9,9,9,9,9,9,10,10,10,10,10,10]+10[1,1,1,1,1,2,2,2,2,2,3,3,3,3,4,4,4,4,5,5,6,6,6,7,7,8,8,8,8,9,9,9,9,10,10]+10[1,3,3,3,4,5,5,5,5,7,9,9,10,10,10]+10[2,2,2,4,7,9]+10[5,8]+1[1] > 51
[メイン] フューネラル : お婆さんは狙っていない
[メイン] お婆さん : !?
[メイン] フューネラル : 狙うのは、憑いてる悪霊だけです。レネゲイド的なアレのほう
[メイン] フューネラル : ご老人をいじめる趣味はありませんからね
[メイン] GM : 面白い
[メイン] GM : 通す
[メイン] フューネラル : 34+3D10 装甲無視、エフェクト効果解除、Eロイス解除 (34+3D10) > 34+17[7,6,4] > 51
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] : ─────悪霊は、無念は、怨念は、その太刀に、消散す。
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 119 → 130
[メイン] フューネラル : 先程、老婆がそうしたように。
[メイン] フューネラル : 擦れ違うように、駆け抜け……刀を納める。
[メイン] フューネラル : 鍔鳴りは、一度だけ。
[メイン] フューネラル : 「悪縁、断つべし」
[メイン] フューネラル : 最後に、片手で手刀を切り。
[メイン] フューネラル : 「命を粗末にされたからって」
[メイン] フューネラル : 「粗末に仕返して良い道理は、ありませんよ」
[メイン] フューネラル : 「ご冥福を」
[メイン] 水原 璃良 : 「…………」
[メイン] 水原 璃良 : ぱぁん、と天に向けて銃を一発だけ、放つ
[メイン] 水原 璃良 : 「これで終わり。 そして、ここから、始まり」
[メイン] GM :
[メイン] GM : 弔い終了
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
─────その後、老婆はUGNに保護されることとなった。
現在は、UGNが管轄する病院にて治療が行われており
最先端医療により、身体的外傷は回復し、またレネゲイド汚染も
奇跡的に最小限に留めることができ、覚醒には至らなかった。
[メイン] GM : よって、記憶措置を施すこととなり、山の民家へ帰す手筈であったが……。
[メイン]
GM :
─────老婆の体はもう、寿命を間近に控えていた。
身体機能が、日に日に、指数関数的に落ちていたのだ。
[メイン]
GM :
山での生活を送っていたため、体力は元々ある女性であった。
だが、それでも人間という器を持っている以上
テロメアの減少だけは、抗えることができず。
[メイン] GM : 下山はおろか、風呂場の薪を割ることすら、できない身体であった。
[メイン] GM : 日常が、老婆にとっては日常では無くなっていった。
[メイン]
GM :
徐々に蝕む閉塞感は、老婆の精神に不安と、孤独を感じさせた。
その心におそらくは、面影島事件以降多量発生したRBが寄生する形で
《ファイトクラブ》を発現させたのだろう。
[メイン] GM : そして………。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : バックトラック
[メイン] GM : Eロイスは《ファイトクラブ》のみ
[メイン] ■■ : 144-1d10 Eロイス (144-1D10) > 144-6[6] > 138
[メイン] フューネラル : 130-1d10 もらうぜ (130-1D10) > 130-5[5] > 125
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 130 → 125
[メイン] ■■ : 138-6d10 2倍振り (138-6D10) > 138-43[7,10,10,1,8,7] > 95
[メイン] フューネラル : 2倍フリ
[メイン] フューネラル : 125-8d10 (125-8D10) > 125-33[2,6,5,5,1,3,4,7] > 92
[メイン] 溝呂木アリス : 132-1d10 (132-1D10) > 132-8[8] > 124
[メイン] system : [ フューネラル ] 侵蝕率 : 125 → 92
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 132 → 124
[メイン] 溝呂木アリス : 124-(3+3)d10 2倍振り (124-6D10) > 124-36[3,6,4,7,6,10] > 88
[メイン] system : [ 溝呂木アリス ] 侵蝕率 : 124 → 88
[メイン] 水原 璃良 : 通常振り
[メイン] 水原 璃良 : 114-6d (114-6D10) > 114-35[7,9,10,4,4,1] > 79
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : ─────温かな朝日が、山を照らしていく。
[メイン] ■■ : 「─────」
[メイン] ■■ : 少年は、あなた達の背を見て、そして。
[メイン] ■■ : 「……ア、リ、ガ、ト、ウ」
[メイン] :
[メイン] : ─────オーヴァードとして、オリジンを、断った。
[メイン] :
[メイン] 溝呂木アリス : ED 「死者を侮るなかれ」 シーンプレイヤー:溝呂木アリス 登場:水原 璃良
[メイン] 溝呂木アリス : 事件から数日後────アリスは自身が所属する支部に戻り自室でPCを見ていた
[メイン] 溝呂木アリス : 「結局あれ以降は何もなしか……」
[メイン] 溝呂木アリス : 波捨山で起きた事件のその後、彼女たちを助けた少年のその後の処遇を心配していたが、その心配は杞憂に終わったようだ
[メイン]
溝呂木アリス :
「じゃあ……死んだ人の心配はやめて、生きてる方の心配をしますか」
そう言って席を立ち、部屋を出ると────
[メイン] 溝呂木アリス : ────向かった先はエージェントたちの待機室。
[メイン]
溝呂木アリス :
そして彼女は部屋の中に居た少女に話しかける
「璃良よ、報告書は書き終わったか?」
[メイン] 水原 璃良 : 「お疲れ様です、支部長。」 「まぁ…なんとか…? だいぶ特殊なケースすぎて書き方かなり迷いましたけど」そう言ってメモリーを手渡す
[メイン] 水原 璃良 : 「協力者の幽霊型RBに力を貸して貰ってそれで撃退… だいぶレアケースですよね実際」
[メイン]
溝呂木アリス :
「うむうむ。ご苦労じゃったな。飴ちゃんをやろう」
そう言って飴を手渡す。
[メイン] 溝呂木アリス : 「まあ確かにレアケースじゃな。世の中には幽霊と話せるオーヴァードもいると聞いたが、まさか実際に妾も喋ることになるとは」
[メイン] 水原 璃良 : 「……支部長、キャラ付けとしても流石にこれはないんじゃないですか」口には運ぶ
[メイン] 溝呂木アリス : 「黙って受け取れ。あとキャラ付けとか言うな」
[メイン] 水原 璃良 : 「今時そのへんのばあちゃんでもアメあげるなんて言いませんって」
[メイン] 水原 璃良 : 「まぁ… それはそれとして、確かに一部のRBは死者と会話できたりするっては聞きますけどね」
[メイン] 溝呂木アリス : 「頭を使った後は糖分補給が一番なんじゃ。最新の脳科学じゃ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「それな」
[メイン] 溝呂木アリス : 「まあ無事に解決できた今となっては何とでも言えるが、500年以上生きてる妾にとってもなかなか新鮮な体験じゃった……ところでお前」
[メイン] 水原 璃良 : 「?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「あのフューネラルという男についてどう思った?」
[メイン] 溝呂木アリス : 「なんか言っておったろ。カッコいいとか抱かれたいとか」
[メイン] 水原 璃良 : 「あのですね…」
[メイン] 溝呂木アリス : 「うん」
[メイン] 水原 璃良 : 「異性に対してかっこいいとか言ったら恋愛感情になるっていうのがそもそも古いですしそういうところがそもそも年齢不相応というか釣り合ってないって感じだしだいいち今の今まで接点がなかったのに急にそういう感じになるのがおかしいしイリーガルとはいえ同じUGNなわけですから同僚の方に尊敬の念を向ける事は何らおかしな事ではないという事ぐらいは常識だと思うんですが支部長におかれましてはそういった常識すら古代種として過去に置いてきてしまったのでしょうか」
[メイン]
溝呂木アリス :
「…………過剰な反応はあらぬ誤解を招くぞ」
璃良の早口に耳を塞ぎながら
[メイン] 水原 璃良 : 「だって実際そうじゃないですか」
[メイン] 水原 璃良 : 「………別に」
[メイン] 溝呂木アリス : 「別に?」
[メイン] 水原 璃良 : 「感情を揺さぶられなかったと言えば嘘にはなりますけど」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………」
[メイン] 水原 璃良 : 「それは単に、人の命への姿勢に対してです」
[メイン] 水原 璃良 : 「もうすっかり、殺すのが当たり前になってきちゃったなぁって」
[メイン] 水原 璃良 : 「気付かされましたし」
[メイン] 水原 璃良 : 「ああいう事を考えてたの、いつ以来だろう、って」
[メイン] 水原 璃良 : 「そうは」
[メイン]
溝呂木アリス :
「まあそのぐらいならばいいが……あまりあの男のことは見習うなよ」
璃良の言葉を遮るように
[メイン] 水原 璃良 : 「まあ無神論者ですしね、実際。形だけ真似たら、かえって本気で信仰してる人に失礼でしょうし」
[メイン] 溝呂木アリス : 「宗教観の違いもあるが……抱えすぎじゃよ、あれは」
[メイン] 水原 璃良 : 「ドライよりはマシですよ」
[メイン] 水原 璃良 : 「これからは私も、もうちょっと考えながら殺してみることにします」
[メイン] 水原 璃良 : 「死んだ後って、奴のこと」
[メイン]
溝呂木アリス :
「だがあくまで死者は死者じゃよ」
璃良の確固たる意見を受け流すように淡々と
[メイン] 溝呂木アリス : 「今回はたまたま上手く去ってくれたからいいものの、あの少年があのままジャームになる可能性もあった」
[メイン] 溝呂木アリス : 「そもそも対処法もないのにあそこに残るなんて論外じゃ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「お前の意志は確かに尊重するが……妾はな」
[メイン] 溝呂木アリス : 「お前には死者よりも自分を大切にできる人間になってほしい」
[メイン] 水原 璃良 : 「いやいや、それはそれこそ無理ですよ」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………ん?」
[メイン] 水原 璃良 : 「あ、まぁ、死者よりは大切ですよ、自分」
[メイン] 水原 璃良 : 「ただ、まぁ……」
[メイン] 水原 璃良 : 「他人を助ける事の方が悪くないっていうのは、常日頃思っている事なので」
[メイン] 水原 璃良 : 「自分の命よりかは、そっちの方が大事です」
[メイン] 溝呂木アリス : 「…………ふん」
[メイン] 溝呂木アリス : 「いつの時代も若い奴らは年寄りの説教を聞こうとはせん」
[メイン] 水原 璃良 : 「だからやめましょうってその…それ」
[メイン]
溝呂木アリス :
「まあええ。とにかくお前には妾と同じぐらいには長生きしてもらうからそのつもりでいろよ」
そう言ってアリスはぷんすかと部屋を出て行った
[メイン] 水原 璃良 : 「え…外的要因で死ぬ前提?」
[メイン] 水原 璃良 : 「……そっちの方がよっぽど説教案件だと思いますけどね……」そう言ってまたPCに向き直りましょう
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : ED 「死を想え」 シーンプレイヤー:フューネラル
[メイン] フューネラル : 後日。
[メイン] フューネラル : 件の山。例の小屋の片隅。
[メイン] フューネラル : そこで、男は黙祷を捧げていた。
[メイン] フューネラル : 「すいませんね、申し訳程度の慰霊碑で」
[メイン] フューネラル : 「まぁ、ことがことですから、そのうちどこかの団体が立派なのやってくれるかもしれないんで……今はこれで勘弁ってことで」
[メイン] フューネラル : 小さな石碑に向かって、そう気安く笑う。フューネラルという男の、自分なりの供養。
[メイン] フューネラル : 男は無宗教である。無神論者というほどではないが、まぁ、この国では人並み程度の信仰心しか持ち合わせていない。
[メイン] フューネラル : 特定の宗教を信仰しているわけでもなければ、長ったらしい念仏などを覚えているわけでもない。
[メイン] フューネラル : なので、これらは全て自己流。霊験あらたかとは程遠い、素人芸。
[メイン] フューネラル : それでも、自分なりに供養はする。
[メイン] フューネラル : 死を悼む、その気持が大事なのだと、信じているから。
[メイン] フューネラル : 「こんなもんですかね」
[メイン] フューネラル : そう、独り言ちて、下山を始める。供え物は簡単な献花と線香だけ。
[メイン] フューネラル : これでいい。究極的に言えば、彼らのためにやっているわけではない。
[メイン] フューネラル : 全ての弔事がそうだと、男は思っている。
[メイン] フューネラル : 葬儀とは、弔いとは、供養とは。
[メイン] フューネラル : ……死を想う生者の慰めのためにある。つまりこれは、生ける者のため。
[メイン] フューネラル : ひいては、自分のため。
[メイン] フューネラル : あくまで自己満足。少なくともこの男にとっては。
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : フューネラルは、すでに何人も人を殺している。
[メイン] フューネラル : 正確には、人であったジャームを。正当防衛だったケースも無論ある。
[メイン] フューネラル : だが、そうでなかったと思っているケースもある。
[メイン] フューネラル : しかし、それもこれも全て、UGNの超法規的措置のお陰で事なきを得ている。
[メイン] フューネラル : 無罪放免。事実無根。なにせ、レネゲイドは表向きは存在しないのだから。
[メイン] フューネラル : だからこそ、フューネラルは。
[メイン] フューネラル : それに『微塵も納得していない』のだ。
[メイン] フューネラル : あくまで、イリーガルとして。
[メイン] フューネラル : あくまで、日常に居る人間として。
[メイン] フューネラル : 裁判もなしに人を殺すことは、罪であると認識している。
[メイン] フューネラル : ジャームの基準は団体や個人で異なる。そして、ジャームとは本来。
[メイン] フューネラル : 救うべき病人であると、フューネラルは思っている。
[メイン] フューネラル : しかし、レネゲイドに対して人類は未だにあまりに無力で。
[メイン] フューネラル : あまりに出来ることが限られている。
[メイン] フューネラル : どうしても、現場ではトリアージしなければいけない。
[メイン] フューネラル : 仕方ないことだ。現実的にそれは受け入れるしかない。
[メイン] フューネラル : それは、十分理解している。
[メイン] フューネラル : しかし、だからこそ。
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : 「慣れちゃったら、おしまいですよ」
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : 生きるためだからこそ。誰かの死と関わり続ける仕事だからこそ。
[メイン] フューネラル : 死を、想い続けよう。
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル : どんなに言い訳したところで、殺された連中が許してくれるわけもないのだから。
[メイン] フューネラル : せめて、怨みは最小限にする努力を。
[メイン] フューネラル : ただ、それだけのことだ。
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン] フューネラル :
[メイン]
GM :
─────そよ風が吹く。
線香のささやかな煙が、流れていく。
[メイン] GM : この時期は、彼岸花が咲く頃だ。
[メイン] GM : 鬱蒼とした深緑の山の中。朱を彩る。
[メイン] GM : 風に吹かれ、花々は、揺れていた。
[メイン] GM : まるで、それは、手を振っているようであった。
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM :